ホームページの訪問者の特徴や離脱ページについて思う。
- 2013年04月09日
- ホームページ有効活用
■他社のアクセスログと比較しなくても簡単なチェックポイントはあるものです。
僕がアクセスログについてあまり記事を書かないのは、各企業の業種やターゲットによってチェックするポイントが異なってしまい良し悪しで区別したり、ひとまとめに考察したり出来ないため、記事にはしにくいからです。
つまり、ホームページの役割や目的が違えば、一概に“こうだから良い”と言えない訳です。
まぁ、そこで今回は企業ホームページの改善点を考える際に少しは役に立つかな・・・という視点から、やや軽めにアクセログでチェックすべきポイントを考えてみようと思います。
では、先ず“リンク元となるサイトの総数”から考えてみるコトにしましょう。
ここでのポイントですが、ネット広告(特に、アドワーズ広告)を活用しているかどうかがポイントとなります。
更に、会社の規模やブランド力、メディアへの露出によっては大きく異なってしまうため、アクセス数が5,000程度でページビューが3万程度のサイトという設定で考えるコトにします。
ただし、必ずとも“リンク元のサイト総数=被リンク数”ではありませんのでご注意ください。
毎月、全てのリンクされているホームページから訪問されているなんてコトはありえません。その月にリンク元ホームページから自社ホームページへたどり着いたサイト数だとご理解の上でご覧ください。
まず、リスティング公告を利用していないサイトの被リンク数を見てみると平均が70サイト程度です。案外、思ったよりも少ないと思いませんか?
ほとんどの場合、100のリンク元もありません・・・例えば、懸賞サイトへの登録を行ってキャンペーンを実施していても同様でほとんど差は見られず、少ないリンク元から集中してアクセスされるようです。
逆に、リスティング広告(特に、ヤフーの“インタレストマッチ”やグーグルの“ディスプレイネットワーク”※)等を活用している場合には、1ヶ月のリンク元数が“1,000サイト”を超えるコトもあるようです。※かつての“コンテンツマッチ広告”ですね。
この数値だけ見てもアクセス数を増やしたい企業様にとってすべきコトが見えてくるのではないでしょうか?
ネット広告を活用せずに、通販や来店誘導が目的で結果を出している企業ホームページでは、最低でも毎月20サイト以上のリンク元サイトがあるようです。
当然ですが、これらは一例で最低限のリンク元数であり、もっとリンク元数が多い企業ホームページの方がアクセス数は安定して結果も出せています。
広告を利用せず、リンク元となる数も少ないままに自社ホームページのアクセス数を伸ばしたいなんて要望は、全くもって無茶だと言って良いでしょう。
次に、見ておきたいポイントとして“離脱ページ”も考えてみましょう。
ほとんどの方がコンテンツ一覧のページ人気順や“ランディングページ(ここでは、サイトの入口となり最初に開くページのコトを言ってます。)”を見てしまいがちですが、実は専門家でなくとも検証しやすいのは“離脱ページ”だったりします。
通販目的のホームページで買い物カゴを他社と契約している場合もあるでしょうが、最後にどのページ見ているかは重要です。
人気の商品が分かったり、企業との繋がりを持ってもらえない根詰まりになっているページの有無、サイト内で迷子になっているケースなど、じっくり検証するといろいろと問題点や自社の強みが見えてきます。
例えば、買い物カゴの確認画面や問い合わせページのページビュー数と実際の注文数や問い合わせメールの数に大きな差はありませんか?
あまりにも差がある場合には、そこには必ず問題があるはずです。
例えば、自社の契約しているサーバーの環境改善やシステムのバージョンアップにより、買い物カゴや問い合わせフォームのプログラムが動作しなくなっていたという事例もあります。
自社サイトでありながら、このコトに気付かない企業様も案外と多いものです。
昔の掲示板プログラムでも同じようなコトがありましたが、今でも内部ブログや自社開発のプログラムが“データベース”を読み込まなくなるコトが原因で動作しない等、問題はより複雑になっています。
IE6問題などパソコンで使用しているブラウザのバージョンアップが原因で自社のシステムが動かなくなる等の事例もありますので、これらの点は想像に易いかも知れません。
う~ん、他にも“直帰率”や“リピート率”、デバイスの割合や訪問者の動きについても書こうかと思っていたのですが、ここまで既に文章が長くなってきましたね(笑)。
特に、曜日別や時間別のセッション数など業種によって特徴があるので、いずれ記事にしますがそれはまた別の機会というコトで、ひとつ・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?
いやはや。。