コミュニティーツールの有効活用について考えてみる。



利用者がいないとコミュニケーションが成り立たないツール?Web-STYLE(ウェブスタイル) 

■需要と供給のバランスを考えたコミュニティーツールの有効活用を考えましょう・・・。

 Facebookやtwitter、LINEなどを企業ホームページに導入し有効活用させるためのポイントを考えた場合、どうしても社内体制を作らなければという話になりがちです。

 そこで今回は、ちょっと社内体制が整っているコトを前提として考えてみましょう。

 そもそもこれらのツールの活用は企業ホームページと同様に、直接的または間接的にですが、ビジネスに貢献させるコトこそが真の目的です。

 更新するコト、維持するコト自体を“目的”にしていては成功するはずがありません。

 例えば、実際に業務提携を行う場合ですが、成功するかどうかは“何処と提携”するかではなく、自社の強みや利益を追求して“営業の意識”が強まるかどうかで決まると言われています。

 つまり、業務提携をするコトで“互いのお客が流れてくる”メリットがあるという受けの気持ちだけだと“新規顧客の開拓”をしていくコトは難しく、僕が知る限り長続きもしていません。

 “こちらばかりが損をしているみたいだ”という不満が発生するコトが原因らしいのですが、これは業務提携の前に“お客様の流れ”や“告知費用”、“利益”などの意識共有を怠っていたからだと思います。

 実はそうでなくとも自社の得た新規顧客や利益よりもこちらから流れた顧客の方が多いという印象をもたれる方も少なくないからだと言うのですが、このようにビジネスにはすれ違いがあるものです。

 特に、収益や利益の差が大きくなると企業間で“トラブル”に発展するケースもあるようなのでご注意ください。

 WEBの業界でもたまに耳にする事例が、ホームページ制作企業と医療や印刷などのレンタル機器メーカーとの業務提携です。

 一概に成功するとか失敗するとか判断は出来ませんが、機器メーカーの巡回営業の中で“ホームページ”を安価で作れるという話をするというものなのですが成功するかどうかのポイントは、ここに“相互利益”があるかどうかとなります。

 自社の利益が出ないのに、一生懸命に他社の営業をするものは皆無だと思いますので、可能であるのなら業務提携をする際、収益モデルの共通認識とご契約を企業間で交わすくらいはしておきたいものです。

 その点、複数の企業で1つのサービスや1つのものを作るケースは役割分担がしやすいです。

 ホームページ制作会社と運営サポート会社やプログラム制作会社・・・一緒に1つのサイトを作り上げていくという関係は、工場などでも多く見られるビジネスモデルが、時代に合わせた新しい組み合わせに進化していると言えるかも知れません。

 話がかなり脱線してしまいましたが、営業というポジションがビジネスにおいては大切であり、WEB業界も例外ではないのです。

 コミュニティーツールは“コミュニケーション”出来るから有効なツールなのであり、コミュニケーションする相手を増やしていくコトこそが、Facebookやtwitter、LINEなどをビジネスに活用するための“営業”なんだと思います。

 つまり、これらのツールを導入する際には続くかどうか社内ばかりを見て悩まれているケースが多いのですが、導入後にツールの利用者を増やすコト、利用者の自社利益に繋がる率を高めるコトの方が大切なのです。

 例えば、コミュニティーツールの有効活用は、実店舗を持っている方が有利だと言われています。

 それは、顧客から利益を得るのに必要な単価は、リピーターよりも新規顧客の方が4~8倍も多くかかるという点だけでなく、実店舗の利用者に店内でツールに登録してもらった方が、利益率や回転率は高まると容易に想像がつくはずです。

 また、ネット上で募集していても案外と登録される方が少ないのが実情です。

 これは、ネットには多くの同じような内容のサービスが氾濫しているからで、よほど魅力があるか企業資本が無い限り、お客様が企業ービスを絞り込むコト自体が稀なのかも知れません。

 第一、営業エリアが広がれば広がるだけ競合も増加するはずですし・・・。

 御社のコミュニティーツールに登録してくださった方が営業エリア外であれば利益には繋がりませんし、同業の方の情報収集のための登録というコトも考えられます。

 あくまでも基本はビジネスなのですから有効に活用していくためには、まず信頼できるWEB運営企業に提案をしてもらうコトをお勧めいたします。

 最後に、コミュニティーツールによっても流行り廃りや特徴がありますので、優先順位を決めるのであれば情報収集をされても良いかも知れません。

 例えばTwitterで考えてみますと次のケースではどちらが信頼できる方だと皆様には見えますか?

 自己啓発セミナー講師 フォロー数(6,207) フォロワー数(4,974)

 ショップオーナー フォロー数(52) フォロワー数(78)

 作家 フォロー数(203) フォロワー数(1,702)

 上記につきましては、あくまでも例ですしどちらが正解というコトでも無いです(・・・って、おい)。ただ、業種業態で数字に平均的な値があるコトも事実であり、忘れてはいけません。

 自社の利益とビジネスだけのために集まっている集団は成功しにくいといいますが、上記ではどれかがそうなのでしょうか?

 別に、ビジネスにおいてガツガツしている集団が悪いという分けではありませんので誤解がないようにお願いいたします。

 ただ、間違いなく儲けだを考えて集まった集団は需要と供給のバランスを崩すという話です。

 全員が自社サービスや商品の供給ばかりを考えていて、需要となるお客様が集められなければ、そこにビジネスの発展は無く、収益となる実を摘み取ってしまった時点で終了となります。

 この点だけを考えてもホームページやWEBの有効活用をするためには、運営サポートとの契約やWEBに長けた担当社員を育てるという必要性を感じられたのではないでしょうか(笑)。

 ちなみに、実店舗を持たない場合のビジネスにおいてもコミュニティーツールの利用者を増やしていく手立てもあるのですが、それはまた別の機会に記事にするコトにします・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。