ブランド化するためのポイントを考える(その2)



まずは広く知られる事がブランド化には大切なのです。Web-STYLE(ウェブスタイル)

 

■商品やサービスの強い独自性で選ばれるという事

 別の記事の中でもお話していますが、ホームページにたどり着いた多くの訪問者は、YAHOO!やGoogleでの検索において、“会社名”や“商品・サービス名”等で検索しており、9割以上がそうである場合も少なくありません。

 逆に言えば、会社名でさえ検索されていないのであれば、まだ地域に根ざせていないか、よほど同名の会社が全国に存在しているかのどちらかではないでしょうか?

 しかし、この“同名の会社が多く存在する”という点は、思った以上に厄介なのです。

 そういう“Web-STYLE(ウェブスタイル)”も同名の会社があり、どの企業様も頑張っておられるようです。弊社設立当時には、“webstyle”、“web-style”の単語を含むドメインが結構多く残っている状況だったのがウソのようです。

 個人的な考えですが、プライベートでもない限り“好きな言葉”や“格好良い単語・造語”よりも“シンプル”で“イメージ(想像)”しやすいものが良いと思っていますので、この社名に決めたという歴史があります。

 一般的なデータだけに捕われず、物事は“CASE by CASE”で考えるというコトが僕のポリシーですので、弊社のホームページを作る際には“SEO、SEM”をあえて意識せず、一般公開はトップのみに限定して中身のページにはアクセス制限をかけていました。

 特に、クローラーといわれるYAHOO!やGoogleの検索データに反映させるためのロボット巡回はさせず、“ホームページは全国に向けて発信するツール”という一般常識に反して“検索しても出てこない自社ホームページの運営”を行っていたものです。

 それも会社の成長に伴い、自社ホームページの有効活用も次のレベルに進めようというコトになり、今回のリニューアルとなりました。

 まぁ、僕は“天邪鬼”で、何事も鵜呑みにせず自分で検証してみないと気がすまない面倒な性格なので、それもリニューアルの原因のひとつなのですが(笑)。

■検索して見つからないホームページを運営するコトが、逆に財産になる。

 しかしながら、実にこれ(ホームページが検索されない状態を維持するコト)が難しかったりします。

 今の時代、よく制作会社で作りかけのホームページをテストアップしている“/test”フォルダがありますが、どこからもリンクしていないはずなのに、いつの間にかYAHOO!やGoogleでの検索結果に並んでいたりするからです。

■検索エンジンサイトで上位に表示されるホームページ制作と検索できないホームページ制作は表裏一体

 それではここで、弊社、Web-STYLE(ウェブスタイル)の特徴“選ばれる強み(独自性)”を考えてみます。

・紹介のみでの新規ご契約をさせていただく。

・スポットの作業はお受けしない。※業務提携企業様からの依頼を除きます。

・直接、お伺いしてのお打ち合わせを行う※電話だけのお打ち合わせはしません。

 他のホームページ制作会社様の自社ホームページは素晴しいと思います。弊社も持ちえるSEO技術を全てつぎ込んで自社ホームページを作る事を当時考えましたが、独自性を考えると“地域名+ホームページ制作”での検索で、YAHOO!やGoogleで上位に表示されるコトを良しとしませんでした。

■「かわらないね」と言われる喜び。

 弊社のサービスをご契約していただいているクライアント様に、この場をお借りしてお礼を述べさせて頂きます。ありがとうございます。

 弊社の運営方針が間違っていなかったと思える根拠があります。それは最低限の導線しかなく、弊社を知らない方はホームページに辿り着けない仕様になっているのに“Web-STYLE(ウェブスタイル)が倒産していない”という点です。

 今回のリニューアルを行う前は“福岡 ホームページ制作”で検索してWeb-STYLE(ウェブスタイル)が見つかりませんでした。※上位500件までの検索結果は常に確認しています。

 あえて検索できないようにしていたとはいえ、あまりに思惑通りで自分なりに満足な結果です。

 ちなみに、言うまでもなくクライアント様のホームページは数百~数千件/月のアクセス数、数千~数万件/月のページビューがあるように運営をしています。

 弊社は設立より間もなく満6年を向かえ7年目に突入します。福岡を中心に関西エリア(大阪~鹿児島)と幅広くお仕事をさせていただいておりますが、全てご紹介のみでご契約させていただいており、ホームページ運営で結果を出すコトこそが“営業”だと心がけています。

 そういった意味からも初心を忘れず、毎月1回はクライアント様のもとへお伺いして、今後のホームページ運営についてお話・ご提案させていただいています。

■あらためてWeb-STYLE(ウェブスタイル)という自社ホームページの役割を明確にする

 どの企業様もそうでしょうが、ブランド化したいというお気持ちと同じように、ホームページを有効活用させたいとお考えがあると存じます。

 しかし、この有効活用とはいったいなんでしょうか。

 いまだかつて、ホームページ制作のサービスをしていて一度も“検索されないホームページを作りたい”という依頼をお受けしたコトはありません。

 SEO(検索エンジン最適化)を極めるというコトは、“検索エンジン非最適化”も同時に極めなければなりません。そういった意味からもお客様のホームページでSEOの有効だった手法を検証しながら、自社ホームページでその反対を確認するという手法がうってつけだったのです。

 そしてこれが弊社の自社ホームページ有効活用でした。

 ちなみに、このノウハウにより同名企業のあるクライアント様が、社名検索で1番に表示されるように出来ています。

■“マナクマス”と検索してみよう。

 ほんとは、別に“マナクマス”でなくても何でも良いです。

 もしかして検索を選ばなければ“一致するウェブページはありませんでした。”と表示されるはずです。※2012年6月現在  これからブランド化していくというコトであれば、先に述べた“シンプル”で“イメージ”しやすいに加え、“独自性(現在、認知されていない新しい言葉)”というのもありです。

 会社名や商品・サービス名を考える上で、幾つかの単語を足して覚えやすいネーミングを付ける手法と認知されていない全く新しいネーミングを付ける手法があります。

 この様な考えの柔軟さが、ホームページの有効活用を行い、強いては“企業への貢献”に繋がるポイントなのです。今後は、次の点を自社ホームページで検証していこうと考えています。

・一般的なSEOが本当に有効な手立てを確認

・どの程度の期間で検索エンジンに反映されるか

・キーワードはどのくらいまで増やせるか

 などです。

 これは、ドメインの年数がある程度経っているホームページだから検証できる強みでもあります。そして、その結果のデータは、検証してクライアント様のホームページ運営において有効活用していこうと思います。

 今回は、もう少し違うポイントをメインにお話をしようと考えていたのですが、とりあえず、続きはまたの機会というコトにして、こんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。