大手レンタルサーバーで障害が起こった件(後編)



 ファイリングやローカルHDへバックアップ。Web-STYLE(ウェブスタイル)

 難しい話は他の方にお任せするとして、もう少しだけこのレンタルサーバー障害の件について話したいと思ったもので、久しぶりに前後編とさせて頂きました。

 という訳で、内容は続きでないですが前回の続きです(笑)。専門用語を控える分、多少ニュアンスが違うところがあると思いますがご了承下さい。

■サービスを受ける側と発信する側で異なるイメージ

 ホームページ閲覧者にとって今回のレンタルサーバー障害にどういうイメージをもたれるでしょう?

 おそらく、「見れないホームページがあるなぁ。」という意見がほとんどではないでしょうか。

 企業様は必死にホームページの復旧を頑張られているコトでしょうが、サーバー障害でホームページが閲覧できなくなっていますという告知に「ふ~ん、そうなんだ。」って程度で、個人情報の漏洩に比べればたいしたコトないな・・・なんて思われているかもしれません。

 しかし、企業様にとっては大問題です。

 BtoC目的の企業様は特に、顧客情報や注文メールのデータが全て無くなるなんてコトは、ネット運営において死活問題です。しかも急いで復旧できなければ、同業他社に顧客を取られるなんてコトにもなりかねません。

 こういうコトをチャンスと考え、ネット広告等を利用し、自社のホームページへ誘導する企業も必ずあります。ある程度は競争の原理から仕方ないコトなのでしょう。

 やはり今回のサーバー障害は、企業側にとっては大問題であり、バックアップは行っていないといけないようです。

 当然ですが、弊社でも重要なデータはバックアップを取っていますし、顧客情報は万一に備えて紙ベースでもファイリングしています。

 ■では、サービスを受ける側が企業ならどうなのか。

 これまでウェブ運営サポートの仕事柄、ホームページを中心に述べてきましたが、サイボウズなどのグループウェアを導入している企業様も少なくありません。

 今回、ホームページやメールのデータが無くなったばかりが目立っていますが、グループウェアのデータにおいては人の評価表や出勤簿、プロジェクトデータや各申請書が消えてしまったらしく、こういう企業も数多く存在しています。

 ある企業では、予算の申請や休暇願等の全ての書類と各スケジュールをグループウェアで共有しており、このデータが消失する問題の対象になっていたらと思うとぞっとします。

・本当に大切なものはバックアップしておく。

・利便性だけを見て導入するのではなく、リスクも考えメリット・デメリットを比較し検討する。

 後半の話は、ちょっとホームページと関係ないのコトと文章の長さを考えると前後で区切りが悪かったのですが、どうしても前回の話の流れから繋がって述べておかないといけないコトでしたので続けてみました。

 というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや・・・じゃ、すまないな今回は。。