事件のニュースを見て知っている場所が出てきた。


WEB4コマ漫画「僕ならこうするね・・・」5TH

 良い噂よりも悪い噂の方が情報の散していく速さは何倍も、いや、何十倍も速いと言います。

 例えそれが正しい情報であっても、間違った情報であっても…もしかしたら表面的には正しいけれど何かしらの思惑がある複雑な情報なのかも知れません。

 ホームページ運営サポートの仕事をしているとリスクヘッジとして、企業様に問題が発生した際のWEBでの対応についてご相談をお受けする機会もありますが、意図しない事故や経営不振、倒産や事件報道などの際のインターネットでの検索回数の急増する勢いと言ったらホントに凄いものです。

 そうそう、ワイドショーを初めとするニュースで”時の人”となった場合なんかでは月間検索回数がいきなり100万回を超えるコトすらもあるようです。

 特に、今の時代は個人での情報発信が容易で”ブログ”や”SNS”といったサービスを利用している方が多く、逆に言えばそれだけ何かあった時に容易に”知られる”というリスクも伴って所有しているというコトになります。

 インターネット利用者の中には、お仕事や趣味で報道よりも先にニュースの詳細を検索している方もいるらしいのですが、SNS等の活用により、事件現場や関係者を特定するコトすら個人で可能な時代だと思われ、WEBの利用者として今後はWEBとの丁度良い距離感を考えて行かなければならないのかも知れません。

 また今日も個人情報の流出による無断ショッピングやオークション詐欺などのニュースがあったようですが、こういった流出でなくとも自身で出す情報とそうでないものの判断はしておきたいものです。

 また、こういった事件も考えが至らなかった結果なのか、意図的に悪用して行われたものなのか僕には分かりませんが、情報はそれ以上でも以下でもなく、受け取った側の主観による尾ひれが必ず付くものですから、この点にも気を付けたいものです。

 そんな中、先日のコトですが2件の事件で知っている場所が出てきました。

 単に”知っている”というだけで、どちらも直接的な知り合いというコトでは無かったのですが、近くにクライアント企業様があるため、僕もつい仕事の手を休めて詳細を検索して情報を集めました。

 事件現場となったお店の”店名”も報道されたため、僕のように場所を知らなくても簡単にホームページを検索するコトが可能だったみたいですが、こういったコトでSEOよりもアクセス数が急増するというのも皮肉なものです。

 例えば、事件現場の報道で見えるお店の看板や社用車のステッカー等から現場の特定ができるコトやSNSから被害者の詳細が分かるといったコトは容易に想像できますので、今のメディア報道においても注意すべき点は日々増えているのかも知れません。

 ただ、SNSやブログの日記など話題を分散させたり、こう在りたいという”願い”を文章に込めていたりするコトも多く、読んだままの全てを”鵜呑み”したり、自分の想像を加えたりして情報を拡散させ、後々トラブルとなるケースも増えているそうです。

 なぜだか、こういったトラブルは企業間よりも個人間に多いとか…まぁ、絶対数も違いますし分からなくもないですが。

 確かにインターネットは便利なものですが、免許やルールが明確でない以上、いろいろな思想や経験の世代の方が集まる仕組みでもあるので、せめて被害者や加害者とならぬよう頭の片隅に”完全なコミュニティーの場”ではないというコトを忘れずに、WEBを有効に活用したいものです。

 いやはや。。