最新のプログラムは最新の環境が推奨されている訳で・・・


WEB4コマ漫画「僕ならこうするね・・・」5TH 

 WEB運営サポートというビジネスをしていると“リスクマネージメント”がメインのように感じられますが、どちらかと言うと“企業経営コンサルティング”の方がその役割を担っているコトが多いのではないでしょうか?

 弊社でも、営業会議にまで出席し、経営面まで深く関わっている企業様はそんなに多いとは言えません。

 どちらかと言えば、WEB運営サポートとしての役割を十分に踏まえ、WEBの有効活用に関する提案と通常業務に影響が出る場合のアドバイスが殆どであり、新規のご相談などで言えば、問題が発生する前の依頼というのは稀です。

 もちろん、この話にホームページ制作やリニューアルのご相談は除いていますが、口コミによるご紹介でお仕事をお受けする以上、WEBにおいて困ったから知り合いの社長様に相談をしたら弊社を紹介されたというきっかけの方が断然多いと言えます。

 そういう状況だと仕事の依頼は“問題”がどこまで“切羽詰っている”かどうかだけの差で、正直言って“今頃言われても、ほぼ不可能”だったり、“100%の保証ができない”ものだったり、心臓に良くない相談も後を絶ちません。

 ・・・ですが、そんな問題をクリアした時、これが弊社にとって実に勉強となっています。

 大手企業の中において、現場・・・特に、ノウハウの蓄積はお客様対応窓口やクレーム対応の担当様が長けていると言われるように、弊社も実践の中で勉強させて頂き日々ノウハウの蓄積が成されている場面です。

 ただ、だからと言って新しく得た技術の全てが直ぐに提案できるとは限りません。

 レスポンシブWEBデザイン等もそうですが、“情報”としてクライアント企業様へ提供するのであれば問題なくとも、ターゲット層や企業の規模から直ぐに提案しない方が良いケースだって存在するからです。

 全てはメリットとデメリットの基本的な把握をした後でないと安易な提案は出来ません。

 実際、自社内で検証をするだけでも“Windows7だけで見られるバグ”だったり、“IE8以下だけに生じる不具合”だったり、一部の仕様だけで発生する問題を幾つも目にしています。

 何でも最新の方が良いに決まってますが、あくまで最新の環境を整えていればこその考えです。

 特に、日本においては“古いシステムを切り捨てる”文化が十分に育っていないため、国際競争力よりも“現状維持”を希望される企業様の方が多いのではないでしょうか?

 話が少し横道にそれますが、WindowsXPのサポート期間の延長だって、長い目で見れば“WEB業界を圧迫していく”可能性が0だとは言えません。

 一部で使い続けられるIE6の問題が未だに課題となっているようですが、そこから学んでいるかどうかで企業としての質の差がでるものです。

 インターネットとは企業の外の問題なのですから、技術革新において向上していくと立ち止まっている企業内のシステムとの差が開くばかりではないでしょうか。 

 まぁ、4コマカテゴリの日なので深くは考えませんが、長期的な企業の発展を視野に入れられなければ、いずれ差を埋めるために大きな出費があるかも知れませんね。

 いやはや。。