ホームページのアクセス数が適正なのかについて考えてみる。



確かに業種と企業規模で目安となるアクセス数の平均値はある。Web-STYLE(ウェブスタイル)

 当サイトの検索キーワードを見ていて面白いのは、月間のアクセス件数が300件というのはどうなのか、月間3,000件のアクセス数は少ないのかという数値を気にされる方と対照的に“アクセス数が多いと何が良いのか”という数値そのものに疑問を持たれる方と二極化してきたと感じる点です。

 今までも何度か別の記事に書いていますが、WEBサイトの価値なんてアクセス数の多い少ないよりも企業成長や利益への“貢献度”で判断すべきではないでしょうか。

 つまり、投資や業務負荷以上に利益の恩恵に授かれているかどうかです。

 しかしながら、今もまだ“一攫千金”や“楽して儲ける”といった考えでWEBを導入をされたという方も多く、自社サイトコンテンツの充実を図る更新や顧客の囲い込みの企画立案、新規顧客の獲得のための宣伝広告、ユーザビリティ向上のためのシステム導入、果ては欲しいと設置したブログやSNSの更新すら出来ていないという状況を何度となく見てきました。

 もちろん本来の業務が圧迫される程の負担になっては駄目なのですが、手間と費用をかけるという認識となぜ“このアクセス数なのか”という現状把握、意図的なアクセス数増減の管理はWEBビジネスの成功に必須な条件だと言えるでしょう。

 理由は分からないが今のアクセス数で落ち着いているという意識でのWEBサイト運営では、いつまで経っても満足な成功の手応えは得られないというコトなのです。

 逆に、外的要因でアクセス数が増えて対応できない程の問い合わせも問題になるかも知れません。

 意図しない降って湧いたチャンスというものは維持しようにも成功の焦点が分からず、後になってみれば手立てを間違えてしまっていたという事例は幾つもあります。

 少し前の話になりますが、“手作り○○”でテレビで紹介されてホームページからの注文が殺到したものの対応できず、慌てて設備対応するも3ヶ月以上待ちの状況を作ってしまい、企業イメージを悪くして新規顧客の囲い込みが出来なかっただけでなく、既存の顧客離れも招いてしまったという事例がその一つです。

 一時的な利益の伸びで終えてしまったこの状況下で雇用と設備投資をしたのは正しい判断だったのか。

 ただ、多くの企業様においてアクセスログを集計して自社サイトの運営に役立てられるようになったんだという状況があちこちで感じられるようになってきました。

 実のところ、社長の器以上に会社は大きくならないという言葉もありますが、WEBビジネスも企業様のWEB活用の意識以上に外注のみで結果を出すというのは難しいものなのです・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。

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