WEBにより激化する価格競争の仕組について思う。消費者編



ネットが業種イメージを統一化させて価格競争のきっかけを作る?Web-STYLE(ウェブスタイル)

 “当店よりも価格が安いチラシがあればお持ちください”

 最近ではネット通販に押されているイメージはありますが、同じ商品を取り扱う大手家電メーカーやスーパー、ディスカウントストアだからできるキャッチコピーです。

 これが住宅建設やフレンチ料理等、独自サービスを提供している経営者様では使い難い集客方法だと思います。

 まぁ、競合とのシェアの奪い合いにて行われる経営戦略の一つでもありますので絶対に無い話とまでは言えませんが、どちらかというと“うちの商品はものが違う”と価格の正当性を述べられる経営者様の方が多いのではないでしょうか。

 ただ、口コミの中にはネットの普及により各企業の独自性を十分に理解しないまま、同業他社との業務内容を比較しないまま、業種イメージが先行してしまい、過剰な安価での契約を強要される現場もあるそうです。

 消費者としては“少しでも安い”方が良いというのは分かりますが、今は企業戦略の一つとしての価格競争ではなく業界が歓迎しない価格競争も増えているというコトなのでしょう。

 これが競合相手の見えてこない価格競争で、消費者が業界の衰退を作り出している現状の一部です。

 ただ、過度に安価でのサービス提供が継続すると分かった場合、企業存続のために“この状況下でも利益追求”するコトが企業課題となりますので、場合によっては商品の品質や人的サポートの低下として消費者に跳ね返ってきます。

 何事も度が過ぎてしまっては消費者にとっても良いコトはありません。

 まぁ、ほとんどの企業様では自社サービスにおける商品やサービスの提供で利益幅を考えた適正価格というものがあるのですが、考えなしに価格だけで営業してくる企業様が一社でもあったり、SNSで悪い噂を流されたらと及び腰になったりするとどうなるコトやら…。

 そうは言っても“もっと安くて利益を出している企業”を知ってる。

 確かに本当のコトなのでしょうが“安価”で“利益”を出しているビジネスモデルには、必ず利益を出すための“仕組”がある訳でどこかに誤魔化しかしわ寄せがあるかも知れません。

 僕が述べるコトではありませんが“個の言い分”や“企業の利益”だけを100%に追求していけば通貨の流通は潤滑には行われず、地方の隅々まで景気回復を実感するというのはもっと先の話になるのではないでしょうか・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。

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情報収集の利便性が、適正でない価格設定の情報も拡散させる!Web-STYLE(ウェブスタイル)

 折角、所有しているホームページだから有効に活用してビジネスを成功させたい。

 そんな理由からなのか、最近では自社サイトの運営を外部の専門業者へ委託、もしくはサポート保守契約される企業様が年々増加してきているそうです。

 ただ、保守を依頼したWEB企業の倒産でどうしたら良いか悩まれている経営者様も多いと聞きます。

 当サイトでの検索ワードを集計してみても“WEB会社 倒産”といったキーワードは目立っていますし、実際に検索されている正確な回数は推測でしかないものの、かなりの数あるというのは誰しも想像に易いところでしょう。

 別の記事にも書きましたが、WEB企業の経営には1年・3年・10年と節目があり、その頃に倒産するWEB企業もあるのですが、それはWEB業界に限った話では無く“価格設定”による経営の行き詰まりも原因の一つだったりするものです。

 実のところ、弊社にもたまに会社を買い取って欲しいというご相談がありますが、赤字が直接的な原因というより価格を安価にし過ぎて集客したため“収支のバランス”がとれず、運転資金が尽きたというケースが多い様に感じます。

 そもそも小規模での新規開業で資本力のある大手企業様に“価格”勝負するのは無謀なのです。

 確かに、価格は取引企業を選択する上で重要な要素とはなるのでしょうが、実績や企業規模、独自性のサービス等の魅力をひっくり返すには、どこまで安価な価格でのサービス提供をしなければならないやら…。

 WEBの場合、完成まで消費者の方が想像し難いという問題点もありますし“良いもの”を提供しますと伝えたところで受注が困難なのには変わりが無く、目に見て分かる資料での独自性アピールが必須です。

 よく聞く、デザインや企画、SEOや対応の速さはサービスとしては当前で“企業の強み”には成りません。

 だったら極限まで利益を薄くして価格を抑える企業努力を最終的に選択してしまう経営者様もいらっしゃるのですが、こうなると長期的には経営が続かずに撤退を先延ばししただけだったなんてケースも多く、業界全体の衰退にも繋がってしまっているようです。

 誰しも“失敗する”と思って起業する方はいないと思いますが、目先の集客でとにかく収入を安定させたいという気持ちより、投資しても経営を継続できるよう、また業界の発展に一役担えるように先を見据えてサービス価格の決定を行うコトが大切なのでしょう。

 最悪のケースでは、受注する程に経営が圧迫されたという事例もありますのでご注意ください。

 そんなこんなで話は変わりますが、まだ3ヶ月ありますが弊社もやっと皆様のおかげで創業10年目へと突入できそうなのです・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。

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保守契約しているWEB会社が倒産した場合について考えてみる。

 

ホームページの情報を真似されたという意見はよく聞くけど。


WEB4コマ漫画「僕ならこうするね・・・」5TH コンビニに寄った時のコト、何やら“他社のホームページのデータ”を真似て…と言うか持ってきて、自社ホームページの制作をしようといった話が聞こえてきました。

 まぁ、直ぐに打ち合わせに向かいましたから詳しくは分かりませんが、自身に関係するコトは誰しも反応してしまうものです(笑)。

 弊社ホームページの検索ワードでも“真似された”というキーワードは多いですが、案外と真似る側の時は“少しぐらい”という認識が一般的なのかも知れません。

 いや、もちろん駄目ですが。

 WEBがビジネスの中心にない、あまり意識しない企業様も多いのでしょう。

 今はテキストの照合などで真似した(と思われる)情報を見つけやすくなっていて、本気で対処しようと思えば出来なくはないのでしょうけど、あまりに監視するのも殺伐としてしまいます。

 今やネットはビジネスに切り離しては考えられないものですから、モラルをもって有効に活用したいものです。

 何せ、ルールは皆で守らなければ“守らない方”へ引っ張られるものですし、規制ではなく個々の判断で楽しみながら活用したいものですから。

 いやはや。。