ターゲットとビジネスモデルのマッチングについて少し思う。



粗利率と人件費の追求をする企業努力と企業都合主義は違う。Web-STYLE(ウェブスタイル)

 今回のブログ記事のテーマは“収益モデル”についてです。

 この収益モデルは“利益の追求”が企業課題とされる昨今、需要と供給のマッチングと消費者の育成によるビジネスモデルではなく、利益率のみを追求した“企業都合”の方にターゲット層をマッチングさせる手法ばかりが増え、早々と衰退する業界が目立つコトからも重要視されるようになってきました。

 いわゆる“効率よく追求できる最大限の利益を出す”というものです。

 もしかしたら、これはインターネットの普及により“アイデア”だけで誰もが“一攫千金”を狙えるという認識が一部で広まったために起こった弊害なのかも知れません。

 実のところ、今回は炎上商法について記事をまとめていたのですが、その前にどうしても収益モデルの話に触れなければならず、予定を変更して記事にしてみたという感じだったりします。

 もちろん、一攫千金を狙うコト自体に問題がある訳ではありません。

 アイデア一つで若くして大成功なんて、とっても夢がある話じゃありませんか。

 ただ、目先の利益ばかりを追求していると後から参入してきた競合企業と一緒になって我先にと利益をくらいつくしてしまうケースも多く、全く土壌を育てようとしない業界の衰退スピードは年々早まっている気がします。

 兎角、インターネットとはビジネスと別に情報の拡散にも利用されていて、これにより自社の商品やサービスが模倣される範囲や速度も広げてしまった上、顧客の囲い込みも難しくしてしまいました。

 特に、どれだけ真面目なビジネスを行っていても業界に“自分さえ良ければ”、“真似したもの勝ち”というスタンスの企業参入が一社でもあれば、ゆっくりと育客を行っていく訳にもいかないでしょう。

 どちらにしてもインターネットが企業間の競争とモラルハザードを激化させている一面もある訳で、炎上商法もまたその一つなのですが、それはまた別の機会にでも記事したいと思います・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。

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