WEBにより激化する価格競争の仕組について思う。業界側編
- 2015年07月03日
- ホームページ有効活用
折角、所有しているホームページだから有効に活用してビジネスを成功させたい。
そんな理由からなのか、最近では自社サイトの運営を外部の専門業者へ委託、もしくはサポート保守契約される企業様が年々増加してきているそうです。
ただ、保守を依頼したWEB企業の倒産でどうしたら良いか悩まれている経営者様も多いと聞きます。
当サイトでの検索ワードを集計してみても“WEB会社 倒産”といったキーワードは目立っていますし、実際に検索されている正確な回数は推測でしかないものの、かなりの数あるというのは誰しも想像に易いところでしょう。
別の記事にも書きましたが、WEB企業の経営には1年・3年・10年と節目があり、その頃に倒産するWEB企業もあるのですが、それはWEB業界に限った話では無く“価格設定”による経営の行き詰まりも原因の一つだったりするものです。
実のところ、弊社にもたまに会社を買い取って欲しいというご相談がありますが、赤字が直接的な原因というより価格を安価にし過ぎて集客したため“収支のバランス”がとれず、運転資金が尽きたというケースが多い様に感じます。
そもそも小規模での新規開業で資本力のある大手企業様に“価格”勝負するのは無謀なのです。
確かに、価格は取引企業を選択する上で重要な要素とはなるのでしょうが、実績や企業規模、独自性のサービス等の魅力をひっくり返すには、どこまで安価な価格でのサービス提供をしなければならないやら…。
WEBの場合、完成まで消費者の方が想像し難いという問題点もありますし“良いもの”を提供しますと伝えたところで受注が困難なのには変わりが無く、目に見て分かる資料での独自性アピールが必須です。
よく聞く、デザインや企画、SEOや対応の速さはサービスとしては当前で“企業の強み”には成りません。
だったら極限まで利益を薄くして価格を抑える企業努力を最終的に選択してしまう経営者様もいらっしゃるのですが、こうなると長期的には経営が続かずに撤退を先延ばししただけだったなんてケースも多く、業界全体の衰退にも繋がってしまっているようです。
誰しも“失敗する”と思って起業する方はいないと思いますが、目先の集客でとにかく収入を安定させたいという気持ちより、投資しても経営を継続できるよう、また業界の発展に一役担えるように先を見据えてサービス価格の決定を行うコトが大切なのでしょう。
最悪のケースでは、受注する程に経営が圧迫されたという事例もありますのでご注意ください。
そんなこんなで話は変わりますが、まだ3ヶ月ありますが弊社もやっと皆様のおかげで創業10年目へと突入できそうなのです・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?
いやはや。。
—
▼過去のよりぬき関連記事
・保守契約しているWEB会社が倒産した場合について考えてみる。