WEBサイトで成功するための敷居が高い点について考えてみる。



企業サイトがあって当然というWEBの環境は、同時に競合サイトも多く存在するというコト?Web-STYLE(ウェブスタイル)

■SEOやネット広告の利用、WEBサイトから利益を出すためには“リピート”してくれる優良顧客の集客をする。

 企業様にとって自社ホームページを制作して運営していくというコトは、通信販売が目的のサイトであろうと来店誘導が目的であろうと直接的に、または間接的に“企業利益”へどう繋げていくかが大きな目的の一つとなっています。

 ただ単に“ホームページが有れば良い”という一昔前の考えでWEBサイトの運営をしていても維持管理するための経費だけでマイナスになっていくでしょうし、ましてや本腰を入れて集客手段に投資したり社内体制を作るといった労力を掛ける気持ちにはなれないのではないでしょうか。

 また、どの企業様も自社サイトを所有していて当然という今のWEBの環境は、同時に営業エリアも重なっている競合他社のホームページも多く存在しているというコトだとも言えます。

 それでも特殊な事業内容であったりブランド力があれば早い段階で成果が出るかも知れません。

 しかし、企業ホームページの数は飽和してWEBビジネスを取り巻く競争は激化し、検索エンジン最適化(SEO)もネット広告の導入も新規参入(後発企業)だと成功するための“敷居が高過ぎる”というのが現状なのです。

 更に付け加えるならば、WEBに関する専門的な知識と自社独自のデータ検証も無しにWEBビジネスの事業で成功ていくコトは難しいと言えるかも知れません。

ホームページの有効活用は後発である程に敷居が高くなる。Web-STYLE(ウェブスタイル)

 正直な話、検索結果で一番になりたいという企業様に人気の“SEO”こそ制作段階での精度追求よりも、運営における“社内体制”とサイト改善の“継続”が重要なポイントだったりします。

 ネット広告の費用対効果を高めて効果的に活用しようと思っても、どの広告媒体に幾らの予算を当てれば結果が出るものか判断が出来ずに、業者に言われるままに丸投げしたり、一日1,000円前後の予算で“リスティング広告”を選択して活用している企業様も実に多いものなのです。

 更に、会社名や商品名では無く、複数の競合企業に当てはまる“キーワード”でWEBサイトへ誘導するというコトは、比較された競合他社に浮気されてしまう割合も高く、自社の利益(ビジネス)に繋がる有効キーワードの洗い出しが如何に重要かという点はお分かり頂けるのではないでしょうか。

 ましてや、掛けた広告予算以上に一度の受注で収益までが出るといったケースは少なく、基本的にはリピート訪問にて何度も購入(利用)をしてもらうための囲い込みをしていく手立ても忘れていてはいけません。

 まずは、月間や年間を通しての営業経費と収益を比較して費用対効果を考えると良いでしょう。

 そもそも、WEBの広告媒体が多様化していてサービスを利用される企業の数も増加しているのですから、自社が目立つためにキーワード広告よりも“バナー広告”で視覚的にも効果が大きかったり、受注(購買)に繋げるまで潜在顧客となるターゲット層との“接触回数(追いかけ)”を増やしていくコトが成功するための重要なポイントになってきているのが最近の広告事情です。

 つまり、ネット広告は有効キーワードをクリックして貰って集客し、たった一度サイト訪問してもらえば受注に繋がるなんて企業様にとって都合の良い状況では無いと言えるでしょう。

 今は何度も繰り返してターゲット層を自社サイトへ集客しなければならず、更に顧客を囲い込んでリピート購入(利用)して貰うコトで初めて企業利益が出るのというがほとんどですからWEBにかかる全体の“営業単価”は増加の一途を辿っていると考えられます。

 では、参考までに次の図をご覧ください。

ホームページからの利益は、ビジネス全体の貢献度で考える。Web-STYLE(ウェブスタイル)

 よく“新規開拓の営業”は、ルート営業や反響営業の8倍の営業経費が必要になるという話を目にしますが、リアルとWEBでの新規顧客の獲得にかかる経費にも差があって、それは業務内容(取扱商品)によっては11倍も違ってくるというデータが有るくらいです。

 まぁ、全く意味が無いというコトを前提に危機感を煽る言い方をすれば、WEBからの新規顧客を得るための営業経費は、リアルでの巡回(ルート)営業に掛かる経費の実に88倍も掛かってくる…という考え方でWEBサイト運営に取り組んでいかなければならないといったところでしょう。

 別に、WEBだけで企業利益を得ているのでなければ自社ホームページを“有効活用”するコトについて、改めて考えてみても良いかも知れません。

 これらの理由から、経営者様が満足いくくらいの結果が出るようになるまでの“モチベーションの維持”ができなかったり、そもそも何から手を付けて良いか分からず何もできないと悩まれている企業様は多いものなのです。

 同時に、SNSによる情報拡散や誹謗中傷の情報発信に対するリスクマネージメント等、今やWEBと経営は切っても切り離せないものにまでなっしまっていて、WEBに詳しい、SEOに長けている、ホームページを作れるというスキルは別の能力が必要になって来ています。

 これらのノウハウを自社サイトの運営から経験して蓄積していくのも、専門家によるサポートを契約するのも経営判断で良いと思いますが、最終的には自社で理解して管理していくコトをしなければ本当にWEBサイトを有効活用していくコトは出来ないかも知れません・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。