ショッピングモール出店で失敗しない要素について考えてみる。



ショッピングモールへ出店するECサイト運営に大切なコト。Web-STYLE(ウェブスタイル)

■ショッピングモールに出店参入するために、“売れる”ECサイトを制作したいというのは全ての企業様の願いなのです。

 前回の記事では、企業ホームページのアクセス数を構成する要素について考えてみました。

 ホントに企業ホームページのアクセス数を増やして企業収益を伸ばしていきたいのであればインターネットの中の手立てばかりに囚われるのではなく、WEBサイトだからこそリアルでの活動も含めた“広い視野”を持って様々な取り組みを考えなければ成らないというコトをお分かり頂けたのではないでしょうか?

 そこで、今回のテーマなのですが楽天やヤフーショップといった“ショッピングモール(ECモール)”への出店及びサイト制作の際に、成功へ繋げるために意識しておきたい要素について考えてみたいと思います。

ECサイトはショッピングモール出店で成功しやすくなる?Web-STYLE(ウェブスタイル)

 具体例は避けますが、基本的にどんな物事でも一時的なビギナーズラックを除いて“初心者”は失敗しやすいものです。

 ショッピングモールへの出店も同じで前知識も無いまま、また社内体制も出来上がっていないまま、安易に参入すると収益も出せない内に直ぐに撤退をしなければいけなくなったというのもよくある話です。

 そう言えば、以前に“企業ネットショップの課題を少しだけ考えてみる。後編”の記事において、ショッピングモールに参入してECサイトを運営していく上で粗利は損益分岐となる3割では無く、維持管理費を得るために5~7割は欲しいと書きました。

 失敗しないためのECサイト運営の注意点は幾つも有ります。

 その中で、独自ドメインによる通販サイトの制作と楽天やヤフーショッピングへの参入はどちらが儲かるのかといったご質問も多いのですが、この点はどちらにもメリットとデメリットが存在するため、近いうちにまた最近の事情を踏まえて記事にまとめるつもりです。

 この他にもサイト運営のポイントとしては“広告宣伝費”や“サイト導線”、“粗利と収益”、“価格競争”等が挙げられるでしょう。

 こんな風にざっくりと例を述べていても限が無く、ショッピングモール(ECサイト)での成功は難しいんだなと感じるものですから、今回は“出店時”にのみテーマを絞って話を進めていきます。

 と言っても出店時だけでも大切なポイントは幾つも有り、優先される要素を挙げるなら次の3つがそう言えるかも知れません。

ショッピングモールへの参入には競争を意識した制作が大切です。Web-STYLE(ウェブスタイル)

 上記の図でも述べている通り、ECサイトで販売する商品情報を中心にポイントを考えるとどうしても“デザインの見た目”、“商品の話題性×独自性”、“価格”の3点に絞られてしまいます。

 特に、今はインターネットの普及で、たくさん取り扱われている、もしくはたくさん類似品の存在する商品であれば簡単に“市場に出回っている最低価格”を検索するコトが出来てしまうため、付加価値やポイントサービス等、売り上げを伸ばしたい企業側に課せられる問題は多いものです。

 WEBビジネスにおいて…では無く、WEBが日常に入り込んでしまった現在のビジネスにおいて“固定顧客”の獲得は難しく、競合へ浮気されない強烈な独自性と価格競争に巻き込まれないリスクヘッジは、ビジネスを続けて行く中で永遠に続く課題なのでしょう。

 そういった意味では、WEBの業界も既に“大手に食われてしまった”市場と言えるかも知れません。

 薄利多売で顧客満足度を上げ続ける企業努力は強いられているといったビジネスモデルは数多く存在しており、景気の低迷が続いていると感じる方が多いというのも当然なのかも知れませんが、少しでも成功するための確立を高めていくコトは大切です。

 ショッピングモール(ECサイト)へ参入するというコトも、リアル店舗での出店と同じでテナント料を見越した価格設定や出店する場所等、いかに“目立って”収益を伸ばしていくポイントは何ら変わりのない課題なんだと思います。

 少なくともショッピングモールというWEBサービスにおいては“商品検索機能”が充実している為、“参入=競争”が成り立っているのですから、せめてスタートダッシュが出来るようにECサイト制作においても出来る限りの工夫をしておきたいものです・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。