WEBビジネスなのに待ち姿勢の企業ホームページに悩む。
- 2014年08月18日
- ホームページ有効活用
■企業ホームページで情報発信を続けていれば、いつか成功するという考えはWEBビジネスにおいて正しくない?
ビジネスを成功させるために”魅力的“であるべきものは各企業様で取り扱っている商品やサービスの方であり、優先すべきはホームページのデザインではありません。
しかも、依頼主である企業様のビジネスを理解しないままでの制作だった場合、デザインが格好良くても妙な”ちぐはぐ感“を受けるだけでなく、SEOのために意識されたキーワードもビジネスに繋がりにくいものだったりと結果が出にくいものも多々あります。
思うに、こういった共通認識の不足を補うだけで、ぐっと改善されるWEBサイトが多いのも事実でしょう。
誤解しないで欲しい点は、もちろん企業ホームページも魅力的に越したコトはありません。
けれど、”魅力的“というだけではアクセス数は増やせても、企業売上が極端に増加したという例は皆無に等しく、この方程式が仮に成り立つとしたらどんな商材やサービスであっても、魅力的なホームページに掲載すれば成功するというコトになりますから。
終わり…いやいやいや。
ただ、逆に言えば”商材“さえ良ければどんなホームページでも成功するのかと言うとそれもまた違います。
では、完璧な”正解”は無いにしてもどうWEBサイトを活用すれば良いのか?
考えるべき方向性の一つに、企業ホームページの”表現方法“と”連携“というものがあります。
”表現方法”というのは企業ホームページに優先して何を掲載すべきかというコトで、”連携”というものは企業ホームページの弱い部分をどういった手立てを使って補い総合的にビジネスを行っていくのかといったところでしょうか。
まぁ、一度に話を進めるのは難しいですので”連携”については別の回に記事にまとめるとして、今回は上記の企業ホームページでの表現方法について少しだけ考えてみましょう。
…と言っても、”表現方法“にもいろいろなポイントがありますので、テーマを一つに絞っていきたいと思います。
そこで突然ですが、こんな質問をされたら皆さんはどう答えられるのでしょうか。
・お腹は空いていませんか?
・ラーメンを食べたいと思いませんか?
上記の質問ですが、同じコトを聞いているようでいて実は根本的に違っています。
言うならばこの二つの質問は”提案“という情報なのですが、人の意識というものは”認識“して初めて”思考“され”行動“を起こすもので、これをビジネスに置き換えて考えるなら、自社の商品やサービスに繋がる認識を持ってもらうための提案を常にしていかなければなりません。
つまり、ビジネスにおいては”何せずにただ待っている“か”どう提案をする“かといった選択がまず初めにあり、次に”どういう表現で投げかけるのか“という課題が出てくるという訳です。
ラーメンを売りたいというのであれば、何も言わないより”お腹は空いていないか”、それよりも直接的に”今、ラーメン食べたくない?”と問う方がビジネスチャンスは何倍も広がるコトでしょう。
企業ホームページにおいてもこれと同じコトが言えて、サイト訪問者に提案して呼びかけをしないとアクション誘導は難しいのに、情報発信ばかりの待ちの姿勢で提案がが出来ていないWEBサイトが数多く存在しています。
そもそも、ホームページというものはWEBビジネスに活用するには”受動的“過ぎるというのが問題点であり、この点をクリアしないとWEBサイトの運営において成功は無いのかも知れません。
少なくともブランディング途中の企業様が行うWEBビジネスにはそうだと僕は思います。
リアルなビジネスにおいてもクライアント企業様へ”デメリットの提示“や”お金(費用)”といった自身に負担のかかる話にはストレスを感じるので出来ない社員が増加しているそうです。
これらと同じ様に、企業ホームページにおいても”提案”が出来ていないものが数多く存在しており、上質な商品をただ単に並べて”良かったら見て行って下さいね“と受け身的にサイト運営をしているだけだったり、これでは決して爆発的な成功が見込めるはずはないでしょう。
商品力による予測のつかない成功はありますが。
どちらにしても、ビジネスは”選び選ばれ“なのですから、企業ホームページを介して”問い合わせ”や”購入”といったアクションを起こしてもらうために、十分な提案が出来ているか自社サイトで発信している情報を見直しされるのも良いかも知れません。
さて、この見直しで企業ホームページで発信している情報がビジネスに繋がるものに出来たのなら、次に有効活用するために”連携”を考えるという段階なのですが、それはまた別の機会にでも記事にまとめるコトにします・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?
いやはや。。