ホームページでの成功イメージについて考えてみる。後編



自社の収益は自社で考えていかなければ突き詰められないのです。Web-STYLE(ウェブスタイル)

■企業ホームページの運営は、単純に掛けた費用以上にWEBから利益が出たから”良い”というものでもないのです

 さて、”ホームページでの成功イメージについて考えてみる。“記事の前編では、WEBサイトでの成功を考える上での3つのポイントの内、次の2点について考えてみました。

1)ホームページの役割や運営する目的の違い

2)ビジネスや資本力の規模

 上記についての詳細については、前編の記事を読んで頂くとして、早速、本題へと入っていくコトにしましょう。

 では、成功を感じる上で考えておく条件の3点目からです。

3)WEBサービスを提供する側か導入する側か

 この点についての問題が一番難しく、いずれは詳しく掘り下げて別の機会にまたテーマに取り上げたいと思っています。

 ただ、WEBサービスを導入する上で”自社に有効なサービス“なのか判断する基準となるポイントが幾つかあるもの事実であり、導入すれば全ての企業様が成功するはずもなく、また、保証もない訳ですから、せめて導入した際のリスクを理解した上で検討をして頂きたいものです。

 以下は、簡単ですが判断基準の一例をご紹介します。

▼WEBサービス導入のリスク

・既に成功しているWEBサービスの後期参入は旨味が少ない

・新規WEBサービスの導入は投資額が大きく、成功するかの保証がない(ただし、成功の旨味は大きい)

・”成果報酬”、”無料提供”等、どんなビジネスにも収益モデルは存在する

 また、どんなに素晴らしいWEBサービスのシステムで導入後すぐに企業収益が伸びるといった効果があったとしても、その効果が未来永劫に持続するものではありません。

 良い評判が広がりそのWEBサービスを利用する企業様が増えて行けば自然と効果が薄れていくものであり、更にそれが競合企業様ばかりを集めた総合WEBサービスであるなら効果が薄れて行くスピードが速いのも当然です。

 では、ここで次の図をご覧いただきましょう。

一つのWEBサービスの導入で、成功しても持続は難しいものなのです。Web-STYLE(ウェブスタイル)

 昨今、多くのWEB企業様がポータルサイトを制作して画策されているのは”成功すると旨味があるのは提供しているWEB企業側”という認識があるからで、真偽はともかく大小様々なWEBサービスが万永しています。

 しかし、”1業種1エリア1契約での厳守”やケースバイケースでの”サービス適応の有無”といった効果測定を検証した上で導入を決定するコトが大切であり、この手の問題をクリアしている事例もあれば、そうではなく企業間トラブルに発展した事例もあります。

 それだって、WEBサービスを導入した企業様が十分だと思える成功の手ごたえを感じられれば”良し“ですが…。

 やはり、”成功する“ためにはWEB運営サポート企業様とのご契約でアドバイスを貰いながら企業ノウハウの向上を行っていくか、下記のポイントを考えながら経営判断を繰り返して経験を積んでいくかしかないかも知れません。

・商品の売り上げに対する粗利

・営業経費な対する顧客単価

・導入を検討するWEBサービスを使いこなせるか

・WEBサービスの導入により得られるものは何か

 これらは、サービスを提供する側からは説明の無い場合もあり、無駄な出費を抑えるといった点からもWEBサービスの導入を検討する企業側で意識しておかなければならない点です。

 ちなみに、これとは別にWEBで成功するために自社が運営する企業ホームページの集客で”ターゲット層を絞った方が良いのか“という質問をされるコトがあります。

 当然ながら”目的”と”ビジネス戦略”は表裏一体で考えられるものですから、そこを決めていないとエンドユーザーを集客するための手立ても曖昧なものとなってしまいますので、僕としては”もちろん”考えておいた方が良いと思っています。

 今や、WEBサイトを有効活用して大きな成功をしようと考えるならば、複数のWEBサービスの導入が必要な訳ですから、ある程度の期間や投資を覚悟しなければならないのかも知れません。

 そう考えると”成功の手応え“というものは経営者様に何度も感じて頂きながら、企業運営におけるWEBサイトの活用方法を有効にステップアップしていかなければならないものなのでしょう。

 ただ、商品(サービス)の素材に魅力(知られていないポテンシャル)がある場合、”“に後押しされて大成功したという事例も無くはないんで、やはりWEBビジネスというものは難しいです・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。