制作を依頼したWEB企業が倒産したらの問いに再び思う。



どんな企業だって倒産するかも知れないのでリスクヘッジは大切なのです。Web-STYLE(ウェブスタイル)

■自社のホームページを制作途中に依頼していたWEB企業が倒産したらという検索ワードの増加に少し考えてみる。

 WEB企業に関する検索ワードを抜き出してみてみると”WEB企業 倒産“、”WEB制作企業 倒産“といったキーワードの数が、去年の同じ月と比較して2倍以上に増加している様です。

 もちろん、これは当サイトへ到達された訪問者の方のオーガニック検索(自然検索)の資料だけを見たものですので必ずしも”正しい情報”だと言い切れるものではありません。

 中には具体的に”自社のホームページ制作を依頼している企業が倒産してしまった”といった検索ワードや、直接のご相談もあるのですが、それだけ企業様にとって”ホームページ業者選び”は年々重要な課題になっていると言えるのでしょう。

 その証拠にWEB企業様の新規契約も”口コミ“や”紹介“を得られない場合は経営は長く続かないという言葉があります。

 WEB制作企業の倒産を心配される=ビジネスにおける戦略にホームページが無くてはならないもの

 もしかしたら、そんなロジックが既に企業様の中で出来上がっているのかも知れません。

ホームページの制作を依頼したWEB企業が倒産したらどうしたら良いのか?Web-STYLE(ウェブスタイル)

  自社のホームページを制作しているWEB企業様が、何の前触れも無しに突然に倒産するというコトも”全くありえない話”だとは言い切れないでしょう。

 僕が今まで見てきた経験では、WEB企業様が倒産する際には”事実の告知だけ“を行う場合と”別企業様への引き継ぎ案内“までをされる場合があったのですが、残念なコトにどちらかというと前者の企業様の数が圧倒的に多かったです。

 もちろん、今後の取り組みや詳細までを連絡できない事情はいろいろと有るのでしょうが、ご契約されていた企業様にとっては中断するだけでも損出であり、対応がどうなるのか分かるまで不安がつきまとうものだと思います。

 それでは、ここからはホームページの制作を依頼していた企業様の引継ぎ対応が無かったとして話を進めていきましょう。

 まず、一番にしておかないといけないコトは自社サイトに関する情報の確認で、少なくとも自社内においての”ドメイン“や”サーバー“の情報の有無だけは確認しておかなければなりません。

 後は作りかけのデータが有るか、また、そのままのデータを使用するか、何かしらの制作に関するライセンスの取得はあったかの確認はあるのですが、お客様の企業名でライセンス契約を行っていない場合も多く、今まで制作していたホームページのデータは”破棄して取得し直し“というケースも多いみたいです。

 次に、制作を引き継いでもらうホームページ業者選びです。

 ”えぇっ、もう?“と思われる企業様も多いかも知れません。

 ですが、倒産される企業様との連絡が取れるうちに専門業者間で引継ぎを行ってもらった方が、案外とスムーズに話が進むもので、タイムロスは最小限に抑えられます。

 問題はどちらのグループに属していたWEB企業様に制作を依頼していたかの認識の有無です。

 まずは、次の図をご覧ください。

ホームページ業者も、事業内容でグループ分けされるのです。Web-STYLE(ウェブスタイル)

 ホームページを制作する企業様には上記の図のように制作そのものを主軸とした”ホームページ制作会社“とその後の運営のサポートを主軸とした”WEBサポート会社“があります。

 引き継ぐ”業者選び”を行う場合は、どっちのグループに属する会社かを目安に選ばれると良いでしょう。

 WEBという業種においては参入の容易さから”ホームページ制作”という事業内容での起業が多い反面、フリーランスの方やデザイン会社、印刷会社ともターゲットがブッキングしており、起業当初から競争が激しい分野と考えられています。

 そのため、自社の方針や強みがしっかりとしていないと単純な”価格競争“に巻き込まれ、短期間で廃業に追い込まれる場合も多くあるようです。

 また、上記の制作会社とサポート会社が提携を行っている場合もありますが、それぞれの強みが上手くかみ合わないと”収益の主軸の異なる提携”では儲けが出ないケースも少なくないため、こういった原因におけるWEB企業様の倒産も有るかも知れません。

 安易な起業での行きつく先は価格競争なのか、いずれにしても個人事業も含めて増えすぎたWEB企業の淘汰は直ぐそこまで迫っているような気がします。

 最後に、”ホームページの作成のために業者と打ち合わせを日曜日にしたりする場合はあるか“というご質問もありましたが、WEB企業もサービス業であるためクライアント企業様に合わせ、弊社では日曜祝日や深夜の打ち合わせをするコトは当然あります。

 まぁ、あくまでこれは弊社の場合はであり、実際には制作を依頼する企業様へご契約前に確認しておくしかないでしょうね・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。