芸能人の方による洋画の吹き替えが続いてますが、僕としては?


WEB4コマ漫画「僕ならこうするね・・・」5TH

 以前は週に数回は映画館へ足へ運び”仕事”と”映画”に一日を費やすライフスタイルでしたが、今ではすっかり趣味が”映画鑑賞”だとは言えなくなってきた感じの僕です。

 忙しいと言っても映画館へ行く時間がない程ではありません。

 どちらかと言えば”洋画”もテンプレート化してきたというか小粒なものが続いていて何となく意欲作が減ってきているのと、邦画に至っては一年間に数本くらいしか興味を惹く作品が無いというのが原因でしょうか。

 そんな中、久しぶりに劇団ひとりさん監督の”青天の霹靂”を鑑賞してきました。

 小説からの改変もあり、ネットで見かける感想にも賛否両論のある作品ですが、僕としてはとても良かったです。

 ストーリー展開や結末は想像できるものの、伏線の回収や最初のセリフや出来事が上手く後半のクライマックスに繋がっていく様子は見事だと思います。

 小説やアニメ、漫画や映画…表現するメディアによって当然”魅せ方”は異なって来るものですから、バッサリとカットして主軸の話のみにスポットを当てた、今の流行に反するかも知れませんが全てを説明せず、この先がどうなったのか観る側に考えさせるエンディングは僕好みでした。

 まぁ、僕の場合は言わずと知れた”大泉洋さん”初めとするTEAM NACSのファンなので、皆さんが出演される舞台や映画はいつも外れなく楽しめてますから、ここでは控えますが”ある映画の一作品”を除いて(笑)。

 それはそうと当ブログは”映画評論サイト”ではないので感想を書くのも一つの作品に触れるのもこのくらいにして、話を先に進めますが、やはり映画館へ行くと気になる作品は出てくるもので、しっかり秋までのチラシを貰ってきました。

 予告もあったけれど”猿の惑星-新世紀-“は観に行くかなぁ…と、ここで気になるのは吹き替えされるのが誰かですね。

 僕の場合、字幕版と吹き替え版のどちらも観ますし、DVDやBlu-rayを購入した際は”コメンタリー”と隅々まで楽しむタイプなので、吹き替えがイメージに合っているか、演技は上手かはとても気になります。

 もちろん、誰でも最初は拙いところがあるでしょうから、芸能人は完全否定と言う訳ではないです。

 AMAZONのレビューでも見かけますが、確かに舞台経験のある役者さんは吹き替えをされても、本職である声優さんと違和感なく声で表現するコトが出来ていますし、そうでなくとも上手な人はいらっしゃいます。

 テレビで見かけた誰かの言葉を借りれば”いやなら見るな”と言われるように、”自分としては無しだな”と思う場合は、吹き替え版を観ないどころか購入そのものをしませんが。

 個人的にデータが入っているコトにまで気になるものでレンタルもしないのですが、逆に、気に入ったものはメディア毎に買い直してコレクションを繰り返しています。

 極端な話をすればLD(レーザーディスク)を持っていて、DVDそしてBlu-rayへ買い直していくって感じです。

 ちなみに、僕が吹き替え版の”あり・なし”を判断する基準としては、上手か下手かよりも”演技をしているか”、”素のままに声を当てているか”の方が大きな問題だったりしますね。

 具体例は避けますが、映画にゲスト出演も含め、売れていたお笑い芸人が映画の中で持ちネタを披露していて、その方が業界から消えてしまったなんてコトになっていたら大変です。※まして消えた原因が事件を起こしてなんてもっての外です。

 何らかのタイミングで映画を見返した時、笑えるよりも”物悲しく”と言うか”切なく”なってしまいます。

 それから忘れてはいけないのが”標準語”での吹き替えかどうかでしょうか。

 言葉の持つ強さが勝ってしまい、洋画のイメージよりも声を当てている芸能人の方のイメージでストーリーに入っていけないコトもあるので、これも個人的には控えて欲しい要望だったりします。

 それでも配給側の設定したターゲット層が、昔からの映画ファンよりも芸能人のファンの方で、その方が儲かるという狙いだったのなら仕方が無く、これからも芸能人の方による洋画やアニメの吹き替えは続いていくコトでしょう。

 僕がいくら映画鑑賞が趣味で娯楽なんだと言っても受け手側の一意見でしかなく、”ビジネス”を行っている企業側から考えたならば、もちろん内容で評価する方もいるでしょうが、それよりも動員数や収益で評価する方が多いのも当然のコトなのですから。

 いやはや。。