WEBにおける情報の発信と拡散について考えてみる。前編



情報は発信するよりも、拡散を操作するコトがより大切。Web-STYLE(ウェブスタイル) 

■案外とホームページを有効活用しようにも、WEBへの思い込みが邪魔をしている企業様も多いのです。

 いろいろなニュースをWEBを通して見ているとたまにふと思うコトがあります。

 それは、情報というものは“発信”に“拡散”が伴って初めて予測を上回るような効果を生み出していけるもので、これは企業様の発信する情報に置き換えても、新規顧客の開拓や収益のアップという点から考えれば例外ではありません。

 巷で何か話題性のあるニュースがネットで配信されると、アチコチのWEBサイトやブログで直ぐに同じ文章が転載され、Twitterでも同じつぶやきばかりになる現象は今や誰もが目にする光景ではないでしょうか。

 これらの行動は、誰かの思惑に動かされ行ってるのか、流行に乗っかっているだけなのか・・・。

 どちらにしてもこれら“拡散”の特徴には、情報の“発信”とは違い一人歩きしだすと拡散する側にとって金銭的なメリットが無くとも何らかの“自己満足”により続いていくというものがあるようです。

 また、これら話題の拡散に一役買っているニュース速報等のブログサイトでは、間違ってページ移動するくらい1ページの中にはテキストリンクや広告バナーが隙間なくひしめき合っています。まぁ、その誤クリックやドラッグが目的の一つの場合もあるのでしょうが・・・。

 しかし、これらのサイトのアクセス数を知るとそれなりに金銭の移動はあっても企業主体による“ビジネス”とは関係の無いところでネットを活用している人口はとても多く、WEBに関係する仕事をしているとついこのコトを忘れがちです。

 こんな風に聞くとRSSやシステムを活用してサイト更新を手離れさせてニュースサイトの運営をすれば、ちょっとした小遣い稼ぎが出来るのと興味をもたれる方は多いと思いますが、仕組みも分からず始めるとその手作業による更新とニュースを集めてくる労力は収益に見合うものかどうか保証は出来ません。

 ただ、情報は“発信”よりも“拡散”の方がアイデア次第でうま味が大きい様には感じられます。

 “生みの苦しみ”と言うように企業側が話題を提供し、発信する情報を考え出す行為にはかなりの“パワー”が必要だと思われ、単純に真似する行為の方が“手間”だけで済みそうだと言えそうです。

 何となくネット環境が発展して“安易な模倣が増加している”という話も納得ですね。

 昔は目的が違い、その商品やサービスの質を先に進めるという考え方も多く、模倣品の方が質の良いなんて話もよく耳にしていたものです。

 もちろん、今もそういう考えの企業も多く存在していますが、安易な模倣ばかりが目立っているという状況に“どこまで真似て良いのか”、“真似られて困る”という話ばかりが目立ちます。

 情報拡散の期間が短くなった現在、新しいものを作り出した企業が市場の確保や旨みを味わう時間も短くなっているのでしょう。

 これは別の機会に記事にしてみようと思いますが、WEB上にある各サービスサイトのシステムを逆手に取ったモラルに反する行為を行っている集団と個人や企業様とのトラブルも最近ではよく耳にします。

 いわゆる“ウイルス”の作成すらしないでアイデアや詐欺行為だけで収益を得ようとするものなのですが、訴えるかどうか、法にふれるかどうかという境界線ギリギリの行為は無くなるコトはないようです。

 これら、“考えさせず”に人を利用するサイトが手立てを変えながら増加している様子は、リアルもネットも同じ人間社会なんだなぁと思わずにはいられません。

 んで、今回のテーマの記事ですが、見直して補足していくうちに文章量が倍以上に増えてしまいましたので、ここから後編へ分割しようと思います・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。