2013年8月17日の戯言(弊社ではグレーの追及はどうかな。)



水が容器の形にしたがって丸くも四角くもなるように、人も交際している友によって善くも悪くもなるというたとえ。

 “水は方円の器に随う(みずはほうえんのうつわにしたがう)”とは、ビジネスにおいて考えさせられる言葉です。

 ホームページというものは、サービスを提供する企業で蓄積してきたノウハウや考え方(モラル)によって、出来上がりが“善”にも“悪”にもなります。

 法律やSEOに長けていて“グレーゾーン”を見極める企業、“真っ白なサイト”を制作する企業、そういった事柄については考えていない企業・・・その提供するホームページの品質は様々です。

 もちろん、SEOセミナーやコンサルを行っている数々の企業は存在しますが、Googleによる明確なガイドラインが出ていない以上、各企業の収集できる情報は不正確な部分も存在しており、100%同じ内容になるコトはありません。

 こういった点からもホームページ制作受注においては、現在の問題点(と思える部分)を指摘して自社の良さをアピールする営業手段が未だに横行していると言えます。

 逆に、ホームページを制作したい多くの企業様は、配信したい内容について判断するコトが出来ても、その仕様や手立てまでは把握されていないものです、当然ながら取捨選択も難しいと思われます。

 つまり、いくら正しくある企業様であってもパートナーとして選んだホームページ制作会社、運営サポート会社の色合いによって“善”にも“悪”にも染まる可能性があるという訳です。

 まぁ、運営サポートを行う企業との保守契約であれば、公開後にでもどうしてこのような仕様にしたのか、法的な問題について等の説明を受けていくコトで、改善して質を高めていける筈だと思いますし、制作会社でも意図的に不適切なホームページを制作するとは思えません。

 同様に企業様でも、パソコンが得意という理由で自社内でホームページを作られる方はいらしゃいますが、“高品質”のサイトを作り上げるためには、デザインではない部分の役割の方が大きいものです。

 “度忘れ”なのか未だに特定商取引法に基づく表記の無い通販サイトも見かけます。

 しかしながら、ホームページの運営とは継続的に改善していかなければならないもので、企業のお客様窓口であったり、情報発信の手立てであったりします。

 業者として使い勝手が善い、安価で作業を行うという点もWEB業者を選ぶポイントかも知れませんが、パートナー企業として共に成長していけるという点をポイントに選ぶという企業様も今後は増えてくるコトでしょう。

 そうそう、例えば薬事法なんて難しい問題です、企業様側が多少は内容が黒くても売れるサイトを・・・と依頼されたとして、今度は制作するWEB企業側が必ずお受けするとは限りません。

 ホームページにおける“善”と“悪”とは、何もサービスを提供する企業だけに一方的に左右されるというものではないからです。

 ですが、忘れてはいけません。ビジネスは“選び選ばれ”である訳で、自社に適したパートナー探しが“成功”への近道であるというのも、また一つのポイントだからです。

 いやはや。。