SNSの放置という検索ワードについて考えてみる。



うすうすは“放置”するだろうなぁ・・・と導入時に思ったとか思わなかったとか(笑)。Web-STYLE(ウェブスタイル)

■“放置”するコトになるだろうと導入時から感じていた企業様も多いと言いますねぇ・・・

 仕事柄、毎月多くのアクセスログを見て月間アクセス状況を集計してレポートを作ったり、改善点を提案書にまとめたりといろいろな資料を作っています。

 当然ながら自社サイトのアクセス集計もその中のひとつだったりするため、この作業の中で気になった点をブログのテーマにするコトもたまにある訳ですが・・・。

 まぁ、憶測では記事には出来ませんし、あくまで“客観的”に起こった出来事や“キーワード”を初めとする数字で明確に現せるものだけをテーマにさせて頂いているというのが実のところです。

 さて、そんな訳で今回は7月の600までは行かない検索ワードをまとめてみたのですが、案外と“SNS”に関するキーワードが増えてきている(実際には、これらの検索ワードでたどり着くようになっている)という印象を受けました。

 分かり易く言えば次の様な検索ワードです。

・LINE(ライン)の放置

・Facebook(フェイスブック)の放置

 一時期は“Twitter(ツイッター)”に関する検索ワードも多かったのですが、こちらはかなり検索回数が減少していて当サイトまでたどり着かれる方が少ないようです。

 ちなみに、“検索順位”や“ブログの活用”、“良いホームページとは”と言った検索ワードは相変わらず弊社の検索サマリの多くを占め、ロングテールでの社名関連の検索ワードを除くメインの検索ワードとなっているとも言えそうです。

 ここで“LINE(ライン)の放置”という検索については“既読の放置”と“情報発信しない(放置)”という2つの異なる意味があるようなのですが、弊社が関係する情報発信としては後者のワードとなるでしょう。

 補足としてですが前者の“既読の放置”については、“既読”にせず“放置”しておかないと相手に“無視された”と思われてしまうと心配されている方も多いと聞きますので、どうやら既読にしないで読む方法を探しているようですね。

 やはり、プライベートとしてのLINEの活用は僕には無理そうだ(笑)。

 では、話を本題に戻しましょう。

 “情報発信”をしていないという意味合いでの“放置”を考えた場合、一番最初に思いつくものはトップページに設置しているコトの多い“新着情報”の放置ではないでしょうか?

 問題点として、新着情報が“古い日付”のままだと更新していない印象を与えてしまう。

 こんなコトをよく言われますが、同様に“Facebook(フェイスブック)”なんかでは更に“いいね”の数なども気にしなければならないといけない等の“企業イメージ”を考えた意見が多いようです。

 しかし、これらSNSに関する点では半分当たっていて半分は外れていると言えそうです。

 そもそも“SNS”はコミュニティツールなのですが、企業側が相手を集めなければエンドユーザー側から積極的に繋がってくるものではありません。

 更に付け加えればターゲットが同じツールを利用していなけばアプローチもできないため、本来はメリットとデメリットを把握した上での導入を検討すべきツールなのです。

 まぁ、“放置”しているという点について検索をしている企業様は、業者の提案のままにSNSを導入している場合が多く、設定後も“活用していない”場合が多いように思います。

 “Twitter(ツイッター)”の例になりますが2年経っても集めたフォロアー数が一桁という企業もあり、こうなると発信する負荷の方が会社への貢献度よりも大きいでしょう。(そもそも集めたとも言えませんが・・・。)

 そういった場合は、有効活用するための“社内体制”を整えるか“閉鎖”を検討すべきでしょう。

 最後に、企業ブログは別として最初に導入するSNSについてですが、僕としてはLINEやFacebookよりも“Twitter(ツイッター)”が良いと思います。

 いや、別に“LINE(ライン)”でも“Facebook(フェイスブック)”でも良いのですが(笑)。

 ターゲット層の獲得とキャンペーン情報を初めとする情報拡散のし易さ、敷居の低さでは他のSNSより導入と運営の負荷は若干ですが少ないからです。

 もちろん、複数のSNSを導入して全て有効活用できるに越したコトはありませんが・・・。

 まぁ、Twitterは他の2つのSNSと比較して放って置いても(配信と配信の間の期間が長くても)イメージが下がりにくいというのもありますが、それでもツールの活用が難しいのであれば、まだSNSを導入すべき時期ではないのでしょう。

 だいたいSNSは“活用”するために導入するのであり、企業貢献販売促進を行う手立てではあるものの決して“しなくてはいけない”という義務ではないのですから・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。