2013年2月16日の戯言(過剰に上質なサイトが企業の命とり?)



人から話に聞くのと実際に見るのとでは非常に違っているコトのたとえ。

 今回のテーマは、“木を見て森を見ず”や“京の着倒れ、大阪の食い倒れ、江戸の呑み倒れ”との中でどれを選ぶかちょっと悩みました・・・が、最近の内容と被らないようにこちらを選びました(笑)。

 さて、ビジネスにおいて“IT会社”・・・特に、ホームページ制作関係は元手が要らず儲かると思われがちですが、ドラマに出てくるような大きな利益を出している企業はどのくらいあるのでしょう?

 何だか社長が仕事せずにコンパニオンを大勢呼んで豪遊していているシーンを映画で見ると、かなり偏見が入っているなぁ・・・と思わずにはいられません。しかも犯人だったり、殺されたり(笑)。

 WEB業界に携わる業種業態はまだ発展途上であり、世にある多くの企業と比較しても地道に積み上げてきたという歴史がない分、ビジネスの寿命は短いのかも知れません。

 生き残るためには、常に先見の目を持って細心の注意を払いながらサービスの向上と企業のノウハウの蓄積を行っていかなければならず、経営者の精神的な面の強さも求められます。

 企業の理念や真面目さ、企業サービスの独自性が最後は“選ばれる企業としての差別化”となるのです。

 何度か記事に書いていますから詳細は割愛しますが、どんな仕事にも“大変な面”はありますし、運転資金の面から言えば、パソコン一つあれば良いという訳ではなく“各種ソフトや事業者登録費用”等といろいろな資金が必要です。

 当然ながら競争も激しいですし、案外と“努力”と“根性”の世界なのかも知れませんね。

 ・・・って、いやいやいや、これが本題ではありません。今年辺りからはJARO(ジャロ:社団法人日本広告審査機構)のような各種機関から広告としてホームページも審査されるようになるんじゃないかと僕は思っています。

 ・・・というのも消費者と企業との間でトラブルが増加してきており、何かニュースになれば直ぐに規制が始まると言われているからです。別の機会に記事にしますが、医療機関のネット規制などが有名なところでしょうか?

 人や企業に限らず、適材適所という言葉がありますが、過剰広告となりえるホームページも多く存在します。

 例えば、宿泊施設のホームページと実際の雰囲気が違う・・・というような行き違いがそうです。意図的にかたまたまなのか原因はそれぞれですが、このコト自体は消費者にとっても企業にとっても不幸です。

 たまには羽目を外したいという方と静かな環境でリフレッシュしたい方は求めているサービスが違います。

 サービス期間や割引広告を出さない平常時での宿泊顧客を伸ばしたいという問題とは別に、この様なトラブルが原因でホームページを見てこられた方のリピート率が低いとお悩みになっている施設の方もいらっしゃるようです。

 他にもこだわって業者とも話し合いを繰り返して上質なホームページを作り上げたのに、結果として企業にマイナスになるトラブルが発生しているという事例は増えてきています。

 今やご自身で制作ソフトを使ってホームページを作る場合は分かりませんが、業者に頼めばほとんどの場合か゜オーダーメイド制作であり、テンプレート制作はほとんど無くなって来ています。

 これからホームページ制作をお考えであれば、出来るだけ良いものではなく“我社にあったもの”を真剣に考えられてはいかがでしょう。

 経費削減といって、ご自身のデジカメで撮影された画像資料を使ってホームページを制作される場合もありますが、画像がポイントとなるホームページであればスタジオで撮影したものやカメラマンさんが撮影されたものを使用した方がやはり良いです。

 こういったコト、ひとつひとつを検証すれば必ず企業にとってプラスとなるホームページが出来ると思います。

 まぁ、確かにホームページ制作や提案企画を行う会社と自社との相性もあるかも知れませんが・・・って、ここで前半の企業の話に戻ってループして頂くというコトでひとつ。※真面目な文章と見せかけておいてテーマから話が反れずにループする話だったというミスリード(笑)。

 いやはや。。