複数サイトと一元管理、ホームページを持つ意義に思う。前編



そもそもホームページ有りきでなく、WEBをどう有効活用できるかを考える。Web-STYLE(ウェブスタイル)

■最近、ホームページの役割とは・・・に関係する検索ワードが増えてきています。

 商品やサービス毎にホームページを制作して1つの企業が複数のホームページを所有するコトが一般的になりつつある反面、フランチャイズや企業の吸収合併により複数あったホームページを一元化させるという事例を最近では良く聞きます。

 良いホームページは永続的でなく、その時代の検索エンジンの仕組みによって大きく変化します。

 ネット広告やナレッジグラフ、検索結果表示の仕組みによって、今後また“良いホームページ”が激変すると予想されていますが、その仕様が安定するまでは“1サイト1テーマ”と“独自性”をポイントにホームページを制作し、維持管理費とネット広告費を確保して運営するコトが最適なようです。

 しかし、そうなるとボリュームがあってもアレコレ内容を詰め込んだホームページはダメだというコトになります。

 また、ネット広告費についてですが、どの企業も導入しなければならない訳ではなく、ターゲット層目的時期を見て導入しなければ効果は期待できず、言われるままに行ってはいけません。※小額での効果測定目的である場合は別です。

 そもそも“何でうちがホームページやネット広告をしなければならないのか?”という疑問を持たれる企業様もいらっしゃいます。それがどのような企業かと言うと、他社の商品のみを取り扱っている販売店様です。

 例えば、個人商店で取り扱っている商品のいくつかを宣伝しても効果が大きいとは思えませんし、うちのお店に大手企業のチョコレートが売っているよ・・・と個人で広告を出していても利益は見込めないという訳です。

 この逆が、大手スーパーのPB(プライベートブランド)導入で、利益幅を大きくするための手立てだと言われています。

 大手企業がテレビCM等の広告宣伝活用を行うからこそ、お店側も“これは売れそうだ”と判断し、入荷し販売するという企業間の流通があり、そこにビジネスが成り立っています。

 また、フランチャイズの1店舗が個別にホームページを持ってもブランド力や運営資本力では勝てません。

 仮に、SEOやブログ、ネット広告を駆使してフランチャイズ元の企業とホームページ検索結果で並ぶコトとなってもビジネスモデルが地域密着であればその費用と労力にどれだけの価値があると言えるのでしょう?

 ホームページを持つというコトは、そこに収益が見込めるというコトがポイントなのです。

 逆に言えば、ホームページという形式にこだわる必要もありません。ホームページやFacebook等のコミュニティーツールはRSS等の機能はありますが、一般的には受身のシステムです。

 ただ、ホームページの運営が看板や雑誌広告、テレビCMのように“受身”であったとしても問い合わせフォームや買い物カゴ等のプログラム導入により、エンドユーザーのアクションを受け止めるコトは出来ます。

 地域密着という点から考えると“ターゲットが来店できる方”と割り切り、ホームページを持たずにメールマガジンのみで“焼きたて情報”を発信して、顧客の囲い込みを行っているパン屋さんもあるのですから、WEB有効活用=ホームページという固定概念は外すべきです。

 ネット通販が目的であっても独自開発の商品が無い場合、ホームページを持たないという選択肢もある以上、ネットで売れる特別な商品なのか、ショッピングモールに出店しても価格競争以外の強みが出せるのか、今一度考える必要があります。

 この辺で、ちょっと文章が長くなってきましたので、今回は久しぶりに前後編にするコトにします。

 この場合の問題は、ホームページの役割や意義について考えた時、内容がマクロすぎておとしどころが難しいというコトなのですが・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。