自分が見た時と人が見た時のホームページの違いから学ぶ。
- 2012年12月04日
- ホームページ有効活用
■持ち主が見るホームページには“こうあるべき”という希望的フィルターがかけられている?
自社ホームページにおいて、持ち主である企業が見ているときと訪問者が見ているときのホームページの違いはなんでしょうか。
別の記事にも書きましたが、1つ大きなポイントだと言えるのは、全部のページを把握しているか拾い読みをしているかの違いでしょう。※参考記事:(訪問者の動向からホームページの内容を考えてみる。)
ホームページを制作する際に忘れがちになるようですが、全部の構成とリンクによる動線を把握しておかなければビジネス効果の弱いホームページが出来上がるコトがあります。
それは、ホームページが部分的に見るコトで印象が変わってしまうものだからです。
1つのサイトで1商品を扱い購買意欲を高める場合とサイトの1ページで1商品を扱い購買意欲を高める場合で、拾い読みをすれば伝わるべき情報に偏りが出るのも仕方ありません。
何だか推理小説でよくあるストロボで一瞬映った影が、角度を変えてみたら意外な物の影だった・・・って、トリックに似ている気もします。
まぁ、以前のテーマと話を繰り返しても仕方ないので、ちょっと見方を変えてみましょう。
この訪問者がホームページをどう見ているか知るすべに“アクセスログ”があります。そして、その分析は訪問者の“考え・思い”の読み取りであり、WEBサイトを活用する企業にとって大きな武器となります。
ただ、ここでホームページ運営における方向性を決定する上で、“企業の狙い”と“サービスの向上”のどちらを指針とするかでホームページの改善するポイントが異なってくると言えます。
1)“企業の狙い”を選んだ場合
目的があってのホームページですので最初の方針通り、その狙いによる結果を高めるため改善を行う。
2)“サービスの向上”を選んだ場合
狙いとは別の動きがホームページで見られ、その方向で利益を出していけるよう変更して改善を行う。
中には2匹のドジョウを狙うかのように“あれもこれも”という依頼もあるようですが、1つのサイトで1テーマが最適であるように、1つの結果を出してから広げていく方が結果的に近道なのではないかと僕は思います。
これもまた別の記事に書きましたが、好きなコトを仕事にして才能があればそれに越したコトはありません。
しかし、その様な人はわずかだと言え、多くの場合は“才能”と“好きなコト”のどちらかから仕事を選ぶものです。当然、どちらにも心理面や技術面でのメリットとデメリットがあります。
そして、企業にとって上記の“方向性の指針”がこの選択だと言えるのです。
ホームページを運営する上で狙いと結果が一致していない場合、企業の“狙い”を選択すればホームページの内容を改善し、訪問者の“動向の優先”を選択すれば、ネット広告や他のメディアの活用などを行い結果を高めていく工夫をしなければなりません。
そして、それぞれの選択にかかる費用と結果による収益の増減は予想できるものなのです。
ホームページを有効活用して結果を出していきたいのであれば、同じコトをしていては駄目です。ただ、闇雲に更新を行うのではなく“狙い”と“結果”を比較して改善する柔軟さはあって良いと思います。まぁ、絶対に“幾ら費用がかかってもこのままで行く”というのであれば別ですが・・・。
どちらにしても感情に流されるコト無く、もしくは第三者の目で冷静に自社ホームページを見直すコトが、定期的に必要なんじゃないかと思うのです・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?
いやはや。。