“インプレッション”と“コンバージョン”について考えてみる。



ホームページ運営の顧客満足は漠然としているものです。Web-STYLE(ウェブスタイル)

■“インプレッション”と“コンバージョン”を両立して伸ばすコトは難しい?

 今回のテーマは、これら“インプレッション”、“コンバージョン”の数値を高める内容ではなく、円滑にビジネスを行うためにはクライアント企業様へこれらの仕組みを理解して頂く努力をしなければならないってお話です。ちなみに忙しくて記事のストック無くなっちゃいました(笑)。

 まず、クライアント企業様の要望といえば、次の2つがほとんどを占めるのではないでしょうか。

・「○○」の検索順位で1番になりたい ・売上(または来店数)を増やしたい

 

“インプレッション”と“コンバージョン”の両立は難しい。Web-STYLE(ウェブスタイル)

 どちらか一方に重みをおいている場合は良いのですが、その両方となると手立ての中は真逆のものもあり、リスティング等のネット広告を利用せず、SEOのみで両立して一気に伸ばすコトができている企業は少ないと思われます。

 いえ、出来ていれば問題ないのですが・・・。

 自分の頭の中だけで思い返してください。ビジネスにおいて結果が全てだと言われますが、提供する側はそれだけではいけません。その成功の質が重要で、それが企業にとってのノウハウとして蓄積されていきます。

 その成功は“たまたま成功しちゃった”のでしょうか、それとも狙いが当たり“成功させた”のでしょうか。僕が仕事をしていて、ずっと自問自答している点です。

 これからは、前に述べた点と重複するコトもあるかと思いますが、どの記事で書いたか僕自身覚えていませんし、見返して頂くのも大変かと思いますので、大切な点は繰り返していきます。

 さて、ホームページ制作・運営に携わっている方は十分お感じになっているでしょう。

 上記の2つの要望を叶えるコトを不可能とまでは言いませんが、難しい壁をいくつも越えていかなければならないコトがお分かりだと思います。

 一度に結果を出すためリニューアルを提案する場合もありますが、多くの場合は改善しながら成功率を高めていくため、どちらに重点をおいて作業をするか落としどころを見極めるコトが大切です。

 ネット広告を活用している場合は、コンバージョンに重点をおくコトが多いですが、この発展したサービスが“ランディングページ制作”だと言えます。

 ただ、クライアント企業様がその結果に満足して頂けるかどうかは別なのです・・・。

 例えば、“検索順位”がクライアント企業様の評価の対象であれば、アクセス数が伸びていても売上が伸びていても検索順位が低ければ評価をして頂けません。

 これが通販目的で売上が伸びていれば見方も違うのでしょうが、来店誘導やIR(インベスター・リレーションズ)であれば、サービスの効果を理解して頂くコトはかなり難しいでしょう。この場合、正確には“コンバージョン”ではありませんが、来店誘導を代替としてお考え下さい。

 そういった場合、次の2つの対処が考えられます。

1)とりあえず検索順位を挙げる手立てを行う。

 “来店誘導”の目的でリニューアルを行い、検索順位が上がっても来店数があまり増えないコトがあります。それは次の2点が原因だったりします。

・地域名を入れて検索する人は県外の人が多い

・そもそも検索している対象者の数が少ない

 企業全体の売上を伸ばすコトが“待ったなし”の状態であれば別ですが、企業様からの信頼を得るため、検索順位が上がった場合の効果を知っていただくための手立てです。当然、時間的なリスクがあります。

2)効果測定の検証データを作成する

 例えば“何を見てお店に来ましたか?”とお客様にお聞きしても“ホームページを見てきた”と言われるのは稀です。しかし“ホームページを確認しましたか?”と聞くと意外に多くの方から“見た”と答えて頂けます。

 クライアント様の項目を決め伸びを共通認識するコトで、身近な目標を決めて達成すると次といった手立てで、クライアント行様と信頼関係を高めていければと思います。

 とはいえ、クライアント企業様の認識がどの辺りにあるか知るコトが、サービスを提供する側のリスクマネージメントの近道であるコトに間違いはありません。

 クライアント企業様の企業体力にも寄りますが、“インプレッション”と“コンバージョン”の向上は、車の両輪のように同時に同じ方向に進めるか、両足のように交互に進めるか判断するコトがサービスを提供する側にとっても大切なのです。

  どうしてもどちらかを優先してホームページの改善をする場合は、やはり“訪問者”への対策を優先してホームページを制作し、ネット広告を導入するコトをお勧めします、今後のパンダアップデートでは、過剰なSEOは逆効果になるようですのでご注意を・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。