クロスメディアとそれに有効な広告媒体について考えてみる。



クロスメディアを成功させるために必要なコトを考えてみる。Web-STYLE(ウェブスタイル)

■夕刊なんですけど新聞広告を出してみたのです・・・

 まぁ、いきさつは広告をいつも出している常連さんが今回の広告を見送ったため、同じエリアであるうちに広告を出してもらえないですか・・・ってだけなんですが(笑)。

 新聞広告や折込チラシの効果が薄れているコトもあり、面白いデータが取れそうだと思い、今回に限りという条件でお受けしました。※福岡の8/28、朝日新聞の夕刊です。

 小さい広告とは言え、メインとなるインタビューの直ぐ下で思ったよりも目立っている印象を受けましたが、本来は営業をせずにご紹介でしかご依頼をお受けしていないため、電話番号は載せず“社名”と“アドレス”だけ掲載しました。見る人が見たらもったいないと言われそうですね。

 狙いとしましては、ホームページのアクセスに影響が出るかデータがとれれば良いのですから、“制作と運営をしているコト”は伝えますが、“電話番号”など余計な情報は削ぎ落とし、意図だけを明確にして伝えなければなりません。

 ただ、夕刊の小さな広告ですし“雑誌広告”や“ポスティング”等と比較しても効果が低いと予想されました。

 結果は案の定、“無かった”です。

 折込チラシの効果として検証する3日よりも少なく“28日、29日の2日間”アクセス状況の変化を見ていましたが、いつものアクセス数の中では多い方とはいえ、その訪問者の方は東京と大阪が大半を占めており、とても新聞広告の影響とは思えません。※今月から急激に“東京”からのアクセスが伸びていますが、その辺りの集計は別の機会でご紹介します。

 おそらく新聞という媒体は、そのもの自身で完結できる広告媒体であり、パソコンとの連携は比較的難しい方の広告手段なのでしょう。あらためて“クロスメディア”は、ホームページへの導線が予測できる媒体を選ぶコトが大切だと痛感しました。

 つまり、新聞広告を出したがクロスメディアではなかったという結論です。

 誤解がないように補足しますが、あくまでホームページへのアクセスに対する影響についての考察であり、上記で述べましたとおり、紙面上で完結する企業イメージアップなど、新聞媒体は信頼度の高く、予測可能なターゲットへ情報発信ができるなど有効な手段と言えます。

■クロスメディアの実現(受注)には、提案する企業の格差が影響する場合がある

 プレゼンをされるホームページ制作会社様にお聞きします。起業したばかりの時に“提案内容は勝っているのに、会社規模で負けた”、“むかし同じ提案をしたコトが、今になってよそで話題になっている”という経験されたコトはありませんか?

 これらは提案する“企業の実現力”を見て契約をご判断される社長様が多いために起こるのコトなのですが、精度を高めたクロスメディアを行うには“人脈”と“費用”が必要ですので、当然のコトだと言えます。

 僕自身も立派な情報発信をしていると自惚れてはいませんが、どんなに役立つ記事を書けたとしても“著名な方の一言”の方がよほど人の心を動かすはずです。

 企業様はみな“結果”をもとめておられますので、“企業体力(資本)”と“ブランド力”が

・この人は良いコトを言っているなぁ・・・ ・この人なら実現させてくれそうだ!

 の違いを生み出すのでしょう。

 ただ、“華(提案の魅力)”がこの企業力の差を埋める場合もあり、絶対だとは言えないのですが・・・。まぁ、選ばれるための“独自性”については別の機会に記事にするというコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?

 あっ、“有効なクロスメディア”についての記事も別の機会に続きを書きます。

 いやはや。。