「20%売上アップ」というキャッチコピーを考えてみる。その2
- 2012年08月21日
- ホームページ有効活用
■それぞれの期待によってキャッチコピーを都合良く見てしてしまう・・・
仮に、「ホームページをリニューアルして“売上20%アップ”」というキャッチコピーがあったとします。それを見た企業様側は費用対効果を考えて依頼をするかどうか検討されるコトでしょう。
当然ですが、依頼する企業側としては効果が無いのであれば1円だって惜しみ、それ以上の利益が見込めるのであれば100万円をかけてでも決断をするのがビジネスです。※企業体力以上の判断はしないものとしてご覧下さい。
どんな企業であってもなるべく費用を抑えて利益を伸ばしたいと考えるのは当たり前です。そして、それはホームページを作る企業も同じで、利益を出したいと考えて(依頼を促すために)キャッチコピーを発信しています。
逆に、検討される訪問者(キャッチコピーの受取側)としては、リニューアル費用は抑えて自社の利益を伸ばしたいと思っておられるはず・・・ここに両社の間にジレンマの起きる原因があります。
それは、企業のスタンスとして次の3つがあるからです。
1)1つの企業から大きい利益を出したい。
2)多数の企業から少しずつの利益を出したい。
3)多数の企業から大きい利益を出したい。
“二・八の法則”から考えれば、その多くのホームページ制作企業は“(1)”か“(2)”のスタンスでビジネスを行っているコトでしょう。しかしながら、ビジネスという点から考えるとその深層心理には“(3)”の思いが必ずあるはずです。
結局、上記の思いは一緒だとしてもキャッチコピーを“出す側”と“見る側”の立場の違いから、100%は正しく伝わらないものなのでしょう。
・・・と、このテーマについては、軽いノリでちょこちょこっと書くつもりが、いつも以上に脱線してしまい前後編となりましたが、あと少しですのでお付き合い下さい。(笑)。
■「ホームページのリニューアルで“売上20%アップ”」というキャッチコピー
では、ここまで2日間かかりましたが、このキャッチコピーについて・・・やっと考えてみるコトにします。
1)“企業の”売上が20%アップ
2)“ホームページからの”売上が20%アップ
3)売上が“ホームページへのアクセスが”20%アップ“するコトによって伸びる”
4)売上“を伸ばすために(コンバージョンレート:購入率)”が20%“に”アップ
そうそう前編では忘れていましたが、効果のあるキャッチコピーの条件の1つに“具体的な数字をあげる”というポイントがあります。
このテーマで述べている例としての“20%”という数字に根拠は無く、“それっぽくて耳当たりが良い”で決めたのですが・・・実際に、そういうキャッチコピーもあると思います。
まぁ、こうしてあらためて考えてみるとキャッチコピーを出している企業とそれを見た訪問者の思いが一致するコトが、よいサービスを提供している企業と認められる一番の近道かもしれません。
物事を明確にするコトは、必ずしも正しいとは限りませんが、ビジネスに至ってはこの誤差を埋める努力をしなければならないのでしょう。
・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?
ちなみに、明日は軽めに4コマの予定です。いつもホームページ有効活用の予告をしていますが、4コマの予告とアクセスに違いは出るのでしょうか?
それから、このブログのカテゴリをもう一つ増やそうかと検討中で、こちらも今週中には考えを記事にしたいと思っていますが、あくまでも予定というコトで、ひとつ(笑)。
いやはや。。