ランディングページ制作企業選びについて考えさせられる。



たまには“ランディングページ”の話でもしようか。Web-STYLE(ウェブスタイル)

■企業選びの前にランディングページについてを考える

 この“ランディングページ”というテーマについては、一度まとめてみたいなと思っていました。

 それは、クライアント企業様にとってもあまり知られていない用語であり、最近ではLP制作をメインとした企業様が増えたせいか、依頼側と制作側の両方から問題が起こっているというご相談をお受けしていたからです。

 まず最初に、ランディングページ(LPまたは“Landing Page”)についてご説明させて頂くと、PPC広告等からクリックされるコトでで開く“広告ページ”のコトを言います。

 ランディングページの出来次第では、商品購入率が上がるコト別のサイトへ移動されるコトもあり、その役割は重要だといえます。

 また、ランディングページの制作は、ホームページが企業案内のパンフレットだとすると“チラシ”や“リーフレット”のように販促効果を狙うページであり、ホームページを作っていた企業が“よし今日からLP制作をメインにやろう”と参加して、すぐに結果を出せるものでもないようです。

 更に、その制作費用をホームページの場合と比較してもランディングページ(基本1ページか問い合わせを含めた2ページ)の制作で50万円を超える高額な費用がかかる場合もあるため、企業選びはますます大切になると言えます。

 ただし、成果報酬での契約を提案されている制作企業様もいらっしゃるようなので、WEB業界がたどってきたSEOサービスの価格競争と同じ道を進んでいるんだなと感じる点も多いですね。

 このようにランディングページの導入を考える上で大切な“企業選び(選ばれ?)”ですが、それ以前に企業間で起きている問題が“効果が出ていない”という本来のものよりも“説明不足”による行き違いの方が多い現状を打破しなければいけないコト自体が問題なのではないでしょうか?

“ランディングページ”って“ホームページ”だと思っていた!

 難しい問題です。

 例えば内部ブログを取り入れたホームページは、お客様(またはクライアント企業様)にとって“ホームページ”と“ブログ”のどちらの印象が強いのでしょう・・・WEB業界にとっての当たり前が通じるなんて前提でビジネスをしてはいけません。

 企業間で共通認識を行えていないコトが、より良いランディングページ運営を行うという本来のあるべき姿でなく、導入の段階で足踏みさせる現状を作っているのかも知れません。

 では、依頼側と制作側の企業間で共通認識しておいた方が良い点をいくつか紹介しておきます。

1)撮影モデルやライター、カメラマンの資料作りのためのスタッフの提供が出来る。

 素材画像の女性はよく見かけるものもあり、ページそのもののイメージを下げる場合も少なくありません。モデルの提供やライターをご提供できる企業は、“ランディングページ最適化”を強く意識している企業であるとアピールできます。

2)ランディングページ内に基本的なSEOの手立てを組み込んでいるか

 企業間で問題になっている話を聞くと“PPC広告を行って頂くのでランディングページにSEOは必要ない”という営業をされたという話もあります。僕自身もLPにSEOは必要だと思っていますし、何よりお客様は耳慣れた“SEO”という言葉に安心されるのではないでしょうか。

3)保守契約の内容を共通認識できているか

 販促効果を伸ばすためには、ランディングページを改善していかないといけないのですから更新は必要です。

 それなのに“SEOは必要ない”、“制作メインなのでPPC広告のサポートはしていない”、“(何して良いか分からないのに)保守契約は必要”と言われれば、疑心暗鬼に陥り、公開後に何か小さな疑問が不満に繋がるコトも容易に想像できるというものです。

4)リスティング広告などのサポートを行えるか

 LPO(ランディングページ最適化)の要素を除けば、広告サポートが出来る点はもっとも重要な営業ポイントとなります。

 何もガッツリとサポートできなくても“自社で行う広告有効活用のアドバイス”や“代理店やコンサルティングさんに繋げるコトが出来る”だけでも安心感は全然違いますので、アフターケアサービスについての強みはウリとして持っておきたいですね。

■やっぱり、ランディングページ最適化(LPO)を行っているかが大切

  ですね(笑)。

 ランディングページ最適化とは、“コンバージョンレート(購入率)”を伸ばしていくコトです。画像やキャッチの変更はもちろん、数字の変更や大きさと位置の改善などやるべきコトは限がないとも言えます。

 ホームページの運営も同じですが、“何を提案して良いか分からない”って状況は無いと運営サポートの立場から考えられません。

 また、そう理解してもらえれば“更新保守”があってもお客様に理解してもらえると思いますし・・・。

 まぁ、抽象的な“ホームページをリニューアルしましょう!”という提案と同じくらい“ランディングページを作りましょう!”というだけの提案はナンセンスだと思いますので、“ランディングページはこういうものです。”、“ランディングページの運営はこんなコトが必要です。”、“公開後のサポートはこんなコトができます。”という点をきちんと説明をして信頼関係を築けると良いですね。

 まだまだ説明不足な気もしますが、今回はこんな感じでどうでしょう?

 ちなみに急遽、リクエストの多い“Googleでの画像検索”をテーマに記事を書きました。公開はお盆で一番アクセスが少ないと予測される明後日(8月15日夜の更新分)です(笑)。

 いやはや。。