検索テクニックを利用したホームページへの誘導を考えてみる。



新しいホームページへの誘導は不安なのです。Web-STYLE(ウェブスタイル)

■ホームページが多くて、予定していたキーワードで導線が作れない

 突然ですが、チラシからの反響営業が難しい時代になっているようです。

 まぁ、新聞をとっていてチラシをご覧になる方とポスティングで直接チラシをご覧になる方でもそのビジネスに繋がる割合が違うらしく、インターネットがライフスタイルに深く浸透した反面、エリア内の個人事業の方等が、地域に根ざすための告知手段が難しくなりつつあるのかも知れません。

 つまり、地域企業である利点を生かした告知だけでなく、ネットも並行して活用する時代になったと言えます。

 ある地域では、6万枚のチラシを配布して反響が1件・・・しかも、ポストにチラシを入れるなというクレームに近い電話だったという事例がありました。

 また、別の企業では、エリア毎にチラシのデザインを変えて、問い合わせ効果の高かったデザインを2回目のポスティングや全国版に起用するといった工夫をしています。

 やはり今の時代、新規参入や新サービス、店舗の出店など、それぞれの告知にネットの活用は不可欠です。

 以前、地域に密着したレジャー施設の開園で“○○”と検索とトラックに告知プリントして街中を走る準備をしているんだけれど、肝心のホームページが検索できないので、どうしたら良いかという相談を受けたコトがあります。

 まだホームページも準備中のプレサイトでトップしかないため、ネット広告は利用しないというコトと予算を抑えるというコトで、ドメインとサーバーの取得もギリギリまで待っていたとディレクターの方が言われていたのですが、その方はホームページ制作のスケジューリングのディレクションをメインの仕事にされいるらしく“エイジングフィルタ”についてご存じなかったようです。

 基本、事業計画を立てる場合にホームページ活用をするのであれば、自然検索での上位表示による導線(トラフィック)は“最大6ヶ月”難しい状況が続くと考えておいた方が無難だと思います。

 ただ、影響が出ない場合もあるようですし、この辺の情報は、また別の機会にご説明いたします。まぁ、僕としましては本格リリースまでに反映される様に、すべきコトをアドバイスさせて頂きました。

 また、支店を出したり、求人を告知したりする際もホームページを利用する機会が増えてきており、最近ではPPC広告を活用したアクセスを見越して、ランディングページ制作を提案している企業様もあります。

 ただ、ランディングページを制作してもドメインを取得したばかりですので、上記の例のように自然検索は期待できず、肝心の予定していたキーワードでは検索できないため、全てをリスティングやアドワーズ広告等のネット広告でカバーしなければならないコトが殆どです。

 ※ネット以外ではリーフレットやチラシ、フリーペーパーなどを活用するコトが可能ですが、そこからまたホームページへ誘導する際に、アドレスを直接入力しないとたどり着けないという二次被害が考えられます。

 もとからPPC広告によるトラフィックが目的であったのであれば問題はありませんが、そうでない場合、費用が予想していたよりも多くかかってしまい、そこでサービスを提供する側と受ける側の認識にずれが問題になるコトも少なくないようです。

 どんな場合でも営業単価はあります。この場合、制作前に訪問者を集めるための検索ワードを検証していなかった(もしくは訪問のためのサポートはネット広告を活用するため、弊社では行わないコトを伝えきれていなかった)サービス側に“説明責任”と“リスクマネージメント”の意識が必要だったと思います。

■“○○”で検索から一歩進んで告知してみるとどうなるか?

 最後になりますが、“○○”で検索・・・って、手法も広まり過ぎたので、今後はGoogleの検索テクニックを活用して告知もありかも知れません。

 まぁ、「AND」や「OR」検索、他にも限がないので告知に使えそうなテクニックを幾つかご紹介に留めます。では早速、検索してみましょう!

1)「“”」を検索ワードの前後につけて1つの綴りとして検索※「ウェブ」と「スタイル」を別の単語だと認識させない。

・「ウェブスタイル」で検索・・・約1億7900万件の対象ページ

・「“ウェブスタイル”」で検索・・・約1万6000件の対象ページ

 一般的に「フレーズ検索」と言われる手法です。これだけでも競合となるページは、ぐっと減少しますね。弊社のホームページも1ページ目に表示されています(笑)。

 まぁ、こういった検索の仕方を利用される方は少ないですが、あるチラシからは告知した通りに検索してくださる方が大半を占めたというデータがあります。(スペースと英数に関しては全角と半角はまちまちですが)※告知の段階で「“”」をつけて検索するアピールは、かなり有効な手立てではないでしょうか?

2)アドレスを検索させる

・「inurl:アドレス名」

 これは「URL検索」という手法です。「inurl:」を付けて検索するとドメインにこの綴りがあるサイトを対象とした検索になります。

 アドレスバーに入力はしないのに、検索バーにはドメイン名を入れるコトに抵抗が無い人が多いのは不思議です。検索エンジンの検索バーは入力するするところという認知が定着したというのでしょうか。

3)タイトルを検索させる

・「intitle:サイト名」

 こちらは「サイト名検索」と言われる手法ですね。サイト名でも単語に分割されて違うサイトが上位表示されるなんてコトはよくあります。

 サイトのタイトルがこうだとか、このワードが含まれているなど・・・「and」や「or」と併用すれば、ほとんどの目的サイトへ誘導するコトが出来るのではないでしょうか。

 今後もっと増えてくるであろうホームページと経費削減の点から考えれば、これもまたありだと思います。ただ、この3つの方法でも検索されない場合は、検索エンジンに認知されていない可能性もありますので、別の手立てが必要です。

 まぁ、ちょっと長くなりましたが、今回はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。