ファーストビューとインパクトについて考えてみる。



相性って問題もあると言えばあるのですが・・・。Web-STYLE(ウェブスタイル)

 今回は、ちょっとWEB運営について直接関係する話ではありません。むしろ、一部のEC(エレクトロニック・コマース)サイト楽天・ヤフーショッピングに出店される方へのアドバスとなります。

 まだまだブログの記事にすべきテーマは沢山ありますが、ちょっとこの点について質問される機会がありましたので、考えをまとめる傍らこの記事を書いています。

■ファーストインパクトと独自性について考えてみる

 まずは、今から3分間“ホームページ制作”と検索して、上位10サイトを見てみましょう。ただし、メモは無しです。

 ご覧いただけましたか?

 では、質問です。4番目と7番目はどんなサイトでしたか?このページは、ホームページ有効活用に関するブログですから、いつも以上にじっくりとご覧になった方もいるのではないでしょうか。

 あっ・・・でも、開いたままや見返すってのは無しです(笑)。

 僕がセミナーでお話をする際、3分でもしっかり覚えられる方もいらっしゃいますが、たいていの場合は次のような感じの感想になります。※当然、ホームページを見ていただく時に、後から質問するとは言っていません。雰囲気で分かるかもしれませんが(笑)。

・青っぽいサイトだった。(色についての特徴)

・違う順番で表示されるサイトの特徴

・jQueryやフラッシュなどの動きの特徴

・目立つキャッチや画像についての特徴

 ほとんどの場合、そのホームページ企業の独自性や強みを述べる方はいらっしゃいません。皆さんのホームページを見た第一印象(ファーストビュー)はどうでしたか?

 そうそう・・・いろいろな言い方がありますが、このサイトではホームページを開いた際に最初に見れる画面のコトを便宜上“ファーストビュー”と統一させて頂いています。

 この開いた画面を見た数秒間、“ファーストビュー”のインパクトが、ホームページ・・・特にECサイトのデザインでは大切なのです。

 しかし、ファーストビューでクライアント企業様の思いを十分に伝えられていないホームページが多いコトもまた事実です。※ここでは価格競争の場合を除いて述べています。

 なぜファーストビューが、“通販目的”のサイトで意識しないといけないポイントなのか、それは以前ご紹介したポジショニングシートでも裏づけが可能ですが、ECサイトで取り扱っている商品の中には“勢いで買ってもらう”、“迷わず買ってもらう”、“雰囲気で買ってもらう”商品があるからです。

 ※同種の商品の中で選ばれるポイントや価格によるポジショニング別の販売手立てについては、別の機会にご紹介させて頂くため割愛させて頂きます。

 Googleの検索エンジンの順位を決めるアルゴリズム(パンダアップデート)においても“独自性”が上位表示のポイントの1つに挙げられていますが、プログラムだけでなく訪問者(人間)も画像だったり、キャッチだったり、企業の独自性が商品や企業を選ぶポイントであるコトにかわりはないようです。

■それでもインパクトは、企業イメージを高めるために細心の注意が必要

 ECサイトでは“リピーターになってもらう”、“顧客の回転率をあげる”、“他の商品も興味持ってもらう”という3つの柱となるポイントがあります。

 ホームページ制作してもらった後、なんとなく試行錯誤で運営している方もいらっしゃる様ですが・・・。

 よく耳にする話ですが、Aという商品を買って頂いた方へBという商品にも興味持ってもらうため、サービスで一緒に送ったところ“注文していない商品が入っていたが引き落としはされないだろうな”とクレームの電話がかかってきたというコトがありました。

 そこで、サービス品にお礼を兼ねたお手紙を入れると逆にお客様からお礼メールを頂けるようになったと言います。

 また、企業努力で3日後に商品がお手元に届くよう頑張っていたECサイトがあるのですが、システム障害があったり、私的な事情でどうしても発送に1週間程かかるコトが起こり、数名のリピーターだったお客様からお叱りを受けそれっきりになってしまったという話もあります。

 これは“3日で商品が届く”というサービスが仇になってしまった事例です。※対処方法は多々あるため割愛します。

 結局、インパクトあるサービスも細心の注意をはらい正しくアピールしなくては、マイナスのイメージになる場合もあるのです。まぁ、他にも紹介したい事例はありますが今回はこの辺にしておきます。

 やはりECサイトに関してはいろいろ別のポイントとの兼ね合いがあり、1つのテーマでまとめるのは難しいですね・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。